STUDIOとWordPressを徹底比較!Webサイトの制作に適したツールは?

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執筆者 株式会社カチカ

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最終更新日:2025年10月7日(2025-10-07)

STUDIOとWordPressはどちらも人気の高いノーコードツールですが、仕組みや運用コスト、得意分野は大きく異なります。

「Webサイトを制作または管理したいけれど、どちらのツールを選べばよいか迷う」という方も多いのではないでしょうか?

この記事では、STUDIOとWordPressの特徴を「料金」「デザイン」「SEO」「運用性」などの観点から徹底比較。

あなたのニーズに合ったツールを見つけるヒントを提供します。

STUDIOとWordPress:特徴と強み

STUDIOとWordPressには異なる特徴・強みがあります。

  • STUDIO:直感的な操作とデザイン性に優れている
  • WordPress:拡張機能が豊富でカスタマイズの柔軟性が高い

それぞれ詳しく解説します。

STUDIOの特徴:直感的な操作とデザイン性

引用元:Studio | ノーコードWeb制作プラットフォーム

STUDIOは、コーディング不要で直感的にWebサイトを制作できるノーコードツールです。

豊富なデザインテンプレートが用意されており、初心者でも美しいデザインのWebサイトを簡単に制作できる点が強みです。

そんなSTUDIOの最大の魅力は、以下のような使いやすさにあります。

STUDIOの魅力
  • ドラッグ&ドロップの簡単な操作で、レイアウトを自由に編集できる
  • リアルタイムプレビュー機能により、編集結果をすぐに確認できる
  • レスポンシブデザインにも対応

クラウド型のため、レンタルサーバーの契約やシステム更新が不要な点も嬉しいポイント。

初期コストを抑え、手軽に素早くWebサイトを構築したい場合に向いています。

WordPressの特徴:柔軟性と拡張性

引用元:WordPress.com

WordPressは、世界中で広く利用されているCMS(コンテンツ管理システム)です。

管理者が存在しないオープンソース型で、新しい機能の追加やセキュリティアップデートなどは有志によって提供されています。

Webサイトの制作・運用においてはやや技術的な知識が求められますが、その反面でカスタマイズ性が高く、ニーズに合わせたWebサイトを制作しやすいのが特徴です。

そんなWordPressの最大の魅力は、以下のような柔軟性と拡張性にあります。

WordPressの魅力
  • 数万点以上のプラグインやテーマが公開されており、Webサイトの機能を自由に追加・拡張できる
  • プラグインを活用してSEO対策を施すことで、SEOに強いWebサイトを作れる
  • 本格的なブログやECサイト、企業サイトなど、さまざまな種類のWebサイトを構築できる

周囲にコーディングなどの専門知識を持つ人がいて、時間をかけてでもオリジナルのサイトを構築したいなら、WordPressがおすすめです。

STUDIOとWordPress:料金・運用コストを比較

料金・運用コストの面では、WordPressよりもSTUDIOが優勢です。

実際にどのような費用がかかるのか、その内訳を解説します。

STUDIO:月額料金+独自ドメイン代+テーマ購入費用

STUDIOの料金

引用元:料金プラン | Studio

STUDIOの利用にかかる料金は、有料プランの月額料金(590円〜)+独自ドメイン代+テーマ購入費用です。

サーバー費用やセキュリティ対策込みの価格のため、運用するうえでの追加費用はほとんどありません。

テンプレートには有料のもの(5,000円~3万円程度)も存在しますが、シンプルなサイトであれば無料のテンプレートでも十分です。

また、無料プランでもWeb制作自体は可能ですが、

  • 独自ドメインが使えない
  • 月間Visitor数(訪問者数)の上限は2,000
  • 公開できるページ数の上限は50

などの制限があり、どちらかというと試用・デザイン確認などの用途に向いています。

本格的なサイト運用を行う場合は、有料プランへの加入が必要です。

WordPress:サーバー代+ドメイン代+テーマ購入費用

WordPressはソフト自体は無料ですが、サーバー代やドメイン代、テーマ購入費用などがかかります。

加えて、運用を委託する場合は保守・管理費用が発生し、STUDIOよりもコストが上昇しやすい傾向にあります。

項目金額の相場
サーバー代
(国内主要サーバーの場合)
月額500円〜3,000円程度
ドメイン代
(「.com」「.jp」など)
年間1,000円~6,000円程度
ドメイン更新費用年間1,000円~8,000円程度
テーマ購入費
(買い切り)
1万円~2.5万円程度

STUDIOとWordPress:デザイン・カスタマイズ性を比較

デザイン・カスタマイズ性の面では、

  • おしゃれなサイトを手早く簡単に作りたいならSTUDIO
  • コーディングの知識があり、細部のデザインにもこだわりたいならWordPress

が向いています。

コーディングの知識がない場合はSTUDIO、専門知識を持つスタッフがいる場合はWordPressを選ぶとよいでしょう。

STUDIO:高品質かつ扱いやすいテンプレートが豊富

STUDIOのテンプレート

引用元:Studio.Store

STUDIOには、有料版・無料版ともに、プロがデザインした高品質なテンプレートが揃っています。

テンプレートの数はWordPressに劣りますが、もともとのデザインの完成度が高く、最新のトレンドを意識したサイトを手早く作ることが可能です。

また、テンプレートをベースに色やフォントなどを変更することで、ある程度のカスタマイズも行えます。

しかし、HTMLやCSSなどのコードの編集はできないので、自由なデザインを実現するには限界があり、カスタマイズ性はWordPressより限定されます。

WordPress:知識があればカスタマイズ性◎

Wordpressのテンプレート

引用元: WordPress.org

WordPressは公式ディレクトリだけでも1万点以上のテーマが存在し、有料テーマを含めるとデザインの幅は圧倒的に有利です。

ただし、公式ページからでは日本語に対応しているテーマがやや探しづらいのが欠点。

以下のような日本語対応+自社の目的に合ったテンプレートを活用するのがおすすめです。

Wordpressテーマの一例

引用元:CocoonXeoryLIQUIDFAKE

テーマ名料金
Cocoon無料
Xeory無料
FAKE33,000円+税
LIQUID無料

HTMLやCSSなどの知識があれば、1からWebサイトのデザインを制作したり、既存のテーマをカスタマイズしてオリジナルデザインを作ったりすることも可能。

コーディングのスキルやデザインに自信がなければ、有料テーマのダウンロードや、Web制作会社への外注を検討するのがよいでしょう。

STUDIOとWordPress:SEO対策のしやすさを比較

SEO対策の面では、STUDIOよりもWordpressが有利です。

All in One SEOYoast SEOといったプラグインを導入することで、

  • タイトルタグ、メタディスクリプションの設定
  • XMLサイトマップの自動生成
  • 構造化データの設定
  • キーワード分析
  • Alt属性の設定

など、さまざまなSEO対策を施すことができます。

また、WordPressはSEOに関する情報が豊富に公開されており、SEO対策の専門家も多いのでサポートを受けやすく、自分でSEO対策を学ぶことも可能です。

STUDIOでも基本的なSEO対策は可能ですが、WordPressに比べて自由度が低いので、より高度なSEO対策を施すことは難しいでしょう。

SEO対策に力を入れたWebサイトを制作したいのであれば、WordPressがおすすめです。

STUDIOとWordPress:更新・運用の手軽さを比較

更新・運用の手軽さという点では、STUDIOが一歩リードしています。

サーバー管理やシステム更新はすべてSTUDIO側で行われるため、プラグインの更新やセキュリティ管理に追われることがなく制作と運用に専念できます。

  • 問い合わせフォームからの個別サポート
  • コミュニティフォーラムでの質問共有
  • テンプレートの定期アップデート

など、運営側によるサポート品質が高いのも特徴です。

技術的な知見が少ないチームでも、比較的安心して運用できるでしょう。

WordPressの管理は手間がかかる

WordPressは自由度が高い分「自己責任での管理」を求められやすく、STUDIOよりも更新・運用の手間がかかります。

例えば、プラグイン・サーバーの更新作業やバックアップ、セキュリティ対策などは自分で行わなければいけません。

また、

  • プラグイン間の競合によるエラー
  • テーマのレイアウト崩れ

といった問題が発生した場合も、自力で解決策を調べて修正する必要があります。

放置すると不具合や攻撃のリスクが高まるため、内製で対応するか外部に保守を委託するかを決めておき、月次の保守コストを見積もることが重要です。

STUDIOとWordPress:適しているケース

STUDIOとWordPressのどちらを選ぶべきかは、サイトの目的や規模、運用体制によって変わります。

そのため、それぞれのツールが「どのようなケースに向いているか」を明確に理解しておくことが重要です。

ここからは、両者のツールに適しているケースについて紹介します。

STUDIOが適しているケース

ノーコードで直感的にサイト制作を行えるSTUDIOは、「軽量で効率的に運用できるサイト」を求めるユーザーに最適な選択肢です。

主に、以下のようなケースに適しています。

  • 100ページ以下の小規模サイト、シンプルなLP、コーポレートサイトの制作
  • 短期間でWebサイトを制作したい
  • 制作・運用コストを抑えたい
  • コーディングの知識がない

デザインと操作性の両立を重視する方にとって、もっとも手軽に高品質なWebサイトを構築できるツールです。

WordPressが適しているケース

WordPressは初期設定や保守管理に一定の知識を要するものの、「長期的な拡張性や自由な設計が求められるサイト」に最適なCMSです。

主に、以下のようなケースに適しています。

  • 100ページを超える大規模サイト、本格的なブログ、ECサイトの構築
  • SEO対策に力を入れたい
  • Webサイトの機能を自由に追加・拡張したい
  • 複数人でWebサイトを管理したい
  • コーディングやプラグインの知識がある

「将来的に機能を追加したい」「複数メンバーで運用したい」といったニーズがある場合は、STUDIOよりもWordPressがおすすめです。

まとめ

ポイントまとめ

・簡単操作で手早く制作するならSTUDIO、柔軟にデザインしたいならWordPressがおすすめ

・STUDIOは制作コストや運用の手間を軽減できるが、拡張性やSEO対策は最低限

・Wordpressはプラグインの導入でさまざまな機能を利用できるが、コーディングの知識が必要

STUDIOとWordPressにはそれぞれ異なる強みがあります。

そのため「どのようなWebサイトにしたいのか」といった点をよく検討することが大切です。

予算やスキルを考慮して、自社に合った制作ツールを選びましょう。

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