最終更新日:2025年11月10日(2025-11-10)
LPO(ランディングページ最適化)を継続的に実施するうえで欠かせないのが、分析から改善までを効率化できる「LPOツール」です。
本記事では、導入実績の多い定番LPOツールから、AI活用型・CRM連携型・解析特化型ツールまでを厳選しました。
導入コストや機能、サポート体制を含め、自社に最適なLPOツールを選ぶための情報を網羅的に紹介します。
目次
導入企業の多い定番LPOツール3選
DLPO

引用元:DLPO
DLPOは、2007年から長年にわたって改良と進化を重ねてきた、信頼性の高いLPOツールです。
850社以上への導入実績、累計75,000件超のテスト実績を誇り、大手企業を中心に高く評価されています。
DLPOの強みは、ABテスト・多変量テストなどの基本機能を備えつつ、ユーザー属性・流入経路ごとに異なるコンテンツを自動配信できる柔軟性にあります。
また、広告運用やCRMとのデータ連携にも対応しており、サイト全体の最適化を統合的に実現することが可能です。
導入コスト
| 料金プラン | 金額 |
|---|---|
| 初期費用 | 20万円 |
| 月額費用 | 10万円~(詳細は要問合せ) |
サポート体制
専任のカスタマーサクセスが導入設計から施策実行、改善提案までを伴走。
定期ミーティングを通じて、データ分析から戦略的な運用までを支援してくれます。
ABテストの設計や、成果分析に関する相談も可能です。
主要機能
- ABテスト
- 多変量テスト
- パーソナライズ配信
- AIパーソナライズ機能
KAIZEN UX

引用元:KAIZEN UX
KAIZEN UXは、データ解析から改善実装までを一気通貫で行えるクラウド型LPOプラットフォームです。
クライアント数900社以上、実施施策数50,000件超えと、多くの企業に利用されています。
ヒートマップ・フォーム分析・ABテストといった分析機能を備え、AIによる改善案の自動提案も可能。
改善施策は独自のクリエイターネットワークを通じて実装できるため、開発リソースがかからず、スピーディなUX改善を実現できます。
導入コスト
| 料金プラン | 金額 |
|---|---|
| 要問合せ | 要問合せ |
サポート体制
UXデザイナーやマーケティングコンサルタントが伴走し、改善設計から実装支援までトータルで支援。
PDCAの各フェーズにおいてアドバイスを受けられるため、経験の浅いチームでも成果を出しやすい体制が整います。
主要機能
- ABテスト
- ヒートマップ解析
- フォーム分析
- コンテンツ評価
Ptengine(ピーティーエンジン)
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引用元:Ptengine
Ptengineは、ヒートマップ解析とリアルタイムアクセス解析を統合した、多機能LPOプラットフォームです。
導入ユーザー数は、世界180ヶ国以上で200,000超え。
操作性は非常にシンプルで、エンジニア不在でも導入初日からユーザー行動(クリック・スクロール・離脱)を可視化できます。
レポートも自動生成されるため、分析〜改善提案までを省工数で実現可能です。
導入コスト
| 料金プラン | 金額 |
|---|---|
| フリー | 無料(3,000PVまで) |
| グロース | 月額6,578円~(500,000PVまで) |
| プレミアム | 要問合せ |
サポート体制
導入支援セミナーやチャットサポートが充実。
日本語対応が手厚く、中小企業でも安心して運用を始められます。
主要テスト機能
- ヒートマップ解析
- アクセス解析
- ABテスト
- ポップアップ表示・トリガー機能
- パーソナライゼーション機能
AI・自動最適化系LPOツール2選
DEJAM(デジャム)

引用元:DEJAM
DEJAMは、株式会社LeanGoが提供する国産のLPO・サイト改善支援プラットフォームです。
LPやWebサイトの分析・改善・テスト配信などを一体的に実行でき、ノーコードで運用可能な点が特徴。
AIを活用した最適化機能により、複数のLP・バナー・CTAの配信比率をリアルタイムで調整し、ページ改善を支援します。
操作も極めて簡単なため、忙しいマーケターやWeb担当者、外部コンサルタントとのやり取りを省略したい現場に適しています。
導入コスト
| 料金プラン | 金額 |
|---|---|
| トライアル | 要問合せ |
| スタンダード | 要問合せ |
| グロース | 要問合せ |
| CVR改善丸投げ代行 | 要問合せ |
サポート体制
導入時にはカスタマーサクセス担当が初期設計をサポートし、分析から改善までの運用を伴走します。
また、改善事例やレポート活用方法の説明も行われ、広告代理店やコンサルティング会社向けの公式パートナー制度も整備されています。
主要テスト機能
- ABテスト
- ヒートマップ解析
- ポップアップ/Web接客
- リサーチ機能
AIアナリスト

引用元:AIアナリスト
AIアナリストは、株式会社WACULが提供するWebサイト改善AIツールです。
Googleアナリティクスと連携し、課題発見から改善ポイントの提示・施策管理・成果検証に至るプロセスをカバー。
LPOに特化した機能としては、「離脱率が高いLPの検出」や「CVRを阻害しているUI要素の抽出」に強みがあります。
さらに、広告・SEO・SNSなど複数チャネルの流入データを横断的に分析でき、ーケティング全体のボトルネックを可視化しやすいのもメリットです。
導入コスト
| 料金プラン | 金額 |
|---|---|
| 月額費用 | 10万円 |
サポート体制
専任コンサルタントが導入から定着まで伴走。
分析結果に基づき「どの施策から実行すべきか」を提案してもらえます。
人的リソースが少ないチームでも、スムーズに改善施策を運用できるでしょう。
主要テスト機能
- ページ分析
- 改善提案レポート
- CVR解析(流入チャネル別)
- ABテスト支援
CRM・MA連携型LPOツール2選
KARTE Blocks

引用元:KARTE Blocks
KARTE Blocksは、KARTEプラットフォームの「ブロック編集機能」を軸に、ノーコードでブロック単位の編集・A/Bテスト・パーソナライズ配信を実行できるLPOツールです。
CRM/MAで蓄積したオーディエンス情報をLP出し分けに直結させることが可能で、改善施策の実行スピードを劇的に向上させられる点が強み。
広告クリエイティブ改善 → LP差し替え →仮説検証というサイクルを高速化できるため、マーケター主体でスピーディーにPDCAを回したい企業に適しています。
導入コスト
| 料金プラン | 金額 |
|---|---|
| 初期費用 | 10万円 |
| 月額費用 | 14.8万円~(計測PV数による) |
サポート体制
導入支援から運用設計、改善施策の提案まで専任担当者が伴走。
KARTE全体のデータ基盤を活用したシナリオ設計、ABテスト最適化などのサポートを受けることが可能です。
主要テスト機能
- ブロック単位のコンテンツ差し替え
- A/Bテスト/パーソナライズ配信
- セグメント別表示制御
- 行動ログ・ヒートマップ解析
CODE Marketing Cloud

CODE Marketing Cloudは、タグ設置のみで即時にWebサイトやLPを改善できるノーコード型LPOツールです。
導入実績500社以上を掲げ、流入データ・行動データを活用して高速にPDCAを回せる設計が特長。
既存のGoogle AnalyticsやMAツールと連携可能で、顧客接点を横断的に活用しながら離脱防止・CVR向上を図ることができます。
マーケター主導で、開発を介さずLPOを進めたい企業におすすめです。
導入コスト
| 料金プラン | 金額 |
|---|---|
| 要問合せ | 要問合せ |
サポート体制
導入時にはマーケティング戦略立案などの支援を受けられます。
導入後も、専任のカスタマーサクセスチームが伴走型で運用設計・施策改善を支援。
MAとLPOを組み合わせた運用ノウハウを豊富に所持しており、企業規模・業界を問わず幅広い支援体制が整っています。
主要テスト機能
- A/Bテスト
- パーソナライズ配信
- 顧客セグメント管理
- コンバージョンレポート
- CRM/MA連携機能(データ取込み可)
- 顧客行動データのスコアリング分析
- セグメント別Web接客/コンテンツ出し分け
- 行動データ分析(訪問回数・閲覧ページ・滞在時間等)
解析・行動分析特化型LPOツール3選
ミエルカヒートマップ

引用元:ミエルカヒートマップ
ミエルカヒートマップは、複数のヒートマップ( クリック・スクロール・熟読・離脱)を用いてページごとの課題を可視化できるLPOツールです。
ユーザー行動の可視化だけでなく、課題の洗い出しから改善提案まで自動で行ってくれるのが特長。
ヒートマップを初めて扱う方でも直感的に使えるインターフェースで、施策に即したフィードバックが得られます。
「LPの分析に時間をかけたくない」「改善ポイントを自動で教えてほしい」という場合に、非常に有効な選択肢となるでしょう。
導入コスト
| 料金プラン | 金額 |
|---|---|
| 要問合せ | 要問合せ |
サポート体制
無料プランでもFAQや基本的なサポートが利用できます。
有料プランでは導入支援やカスタマーサポート、導入後の活用相談が提供されるなど、運用設計についての相談がしやすい体制が整っています。
主要テスト機能
- ヒートマップ解析(クリック/スクロール/熟読/離脱)
- ABテスト(※プランによる制限あり)
- ポップアップ表示テスト
- イベントセグメント分析
- 自動キャプチャによる前後比較
Contentsquare

引用元:Contentsquare
Contentsquareは、エンタープライズ向けの高度なLPOツールです。
ヒートマップ、セッションリプレイ、ジャーニー分析、ゾーン別収益貢献度の可視化などを提供。
大規模データや複雑なユーザージャーニーを扱う企業に適しており、UX改善から収益への影響まで可視化できる点に強みがあります。
セッションの再生やヒートマップの自動生成により「LP内で何が起きているのか」「なぜユーザーが離脱したか」をチームで共有しやすいのもメリットです。
導入コスト
| 料金プラン | 金額 |
|---|---|
| Free | 無料 |
| Growth | 49ドル(月額) |
| Pro | 要問合せ |
| Enterprise | 要問合せ |
サポート体制
グローバルなサポート体制を整えており、
- エンタープライズ向けの導入支援
- オンボーディング
- カスタム計測設計
- 専任顧問によるサポート
などが可能。
大規模導入時にはオンサイトワークショップや定期的な戦略レビューも実施されます。
主要テスト機能
- ヒートマップ解析(ゾーン別収益可視化含む)
- フォーム分析
- ファネル分析
- ジャーニー分析
- 収益帰属(ゾーニング)分析
VWO(Visual Website Optimizer)

引用元:VWO(Visual Website Optimizer)
VWO(Visual Website Optimizer)は、世界6,000社以上に導入され、グローバルに展開する企業からも高く支持されているLPOツールです。
このツールの魅力は、単なるテスト実行に留まらず、仮説立案からテスト実施、勝ちパターンの本番反映までの一連の改善サイクルをワンストップで支援できる点。
経験の浅いWeb担当者でも、どの改善施策を優先すべきかを明確に判断できるため、LPのCVR向上や売上増加につなげやすいです。
導入コスト
| 料金プラン | 金額 |
|---|---|
| スターター | 無料 |
| グロース | 月額237ドル~ |
| プロ | 月額570ドル~ |
| エンタープライズ | 要問合せ |
サポート体制
トライアル段階でも、メール・チャット・電話などのサポートを利用可能。
プランによっては専任カスタマーサクセスマネージャーの提供、APIや大規模環境でのサポート付きプランが用意されています。
さらに、製品導入・テスト運用を効率化するための「アイデア管理/仮説管理機能」も提供されています。
主要テスト機能
- ABテスト
- ヒートマップ解析
- パーソナライゼーション機能
- ロールアウト機能
LPOツールの選び方のポイント
LPOツールは、LPの成果を最大化するうえで重要な役割を果たします。
しかし、ツールごとに搭載されている機能や提供形態が異なるため、自社にとって最適な選択をすることが重要です。
ここでは、費用対効果を最大限に引き出すための「LPOツールの選び方のポイント」を4つ紹介します。
①自社に必要な機能に絞って選定する
LPOツールを導入する際は、まず自社の課題や改善目標を明確にし、それに対して必要な機能を洗い出すことが重要です。
多機能なツールは一見魅力的ですが、実際に使用しない機能が多いとコストだけがかさんでしまいます。
どの機能が本当に必要かを見極め、過不足のないツールを選ぶことが、無駄のない投資につながります。
②自社ツールとの連携が可能か確認する
LPOは単独で完結する施策ではありません。
より高い効果を得るためには、CRMやMA(マーケティングオートメーション)ツール、広告プラットフォームなどと連携させることが不可欠です。
例えば、
- 広告から流入したユーザーの行動履歴をもとにコンテンツを動的に出し分ける
- 属性や興味関心に応じてセグメント別に異なるLPを表示する
といった施策は、こうした連携によって実現可能になります。
そのため、LPOツールを導入する際は、事前に自社で利用しているツールと連携可能かどうかを確認しておきましょう。
③無料トライアルを活用する
無料トライアルを活用し、実際の操作性や効果検証のしやすさを確かめておくことも大切です。
多くのツールでは無料プランや一定期間の無料トライアルが用意されており、導入前にUI/UXや分析機能の使い勝手を確認することができます。
無料トライアル期間中はすべての機能を試せる場合が多いので、積極的に活用しましょう。
事前に「どのような課題を解決したいのか」「どの指標で効果を測定するのか」を明確にしておくと、トライアル期間をより有意義に活用できます。
④サポート体制を確認する
導入後に継続的な成果を得るためには、サポート体制の充実度も見逃せないポイントです。
- 操作などに困ったときに対応してもらえるか
- 導入支援・改善提案をしてもらうことは可能か
- コンサルティングや研修を行っているか
など、十分なサポート体制があるかをチェックしておきましょう。
LPOに関する社内ノウハウが十分でない場合、サポート体制の有無によって運用の成否が分かれることがあります。
定期的なレビュー提案や社内向けの研修が受けられるサービスがあれば、LPOツールを戦略的に活用しやすくなるでしょう。
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まとめ
ポイントまとめ
・定番LPOツールを使いたいなら「DLPO」「KAIZEN UX」「Ptengine」
・AIの力を借りたいなら「DEJAM」「AIアナリスト」
・CRM・MA連携を重視するなら「KARTE Blocks」「CODE Marketing Cloud」
・解析・行動分析特化型なら「ミエルカヒートマップ」「Contentsquare」「VWO」がおすすめ
LPO(ランディングページ最適化)ツールは、Webサイトのコンバージョン率(CVR)を最大化するための強力な武器です。
LPOツールを導入することで、LPの課題を効率的に発見し、データに基づいた改善策を実施できます。
必要な機能、予算、サポート体制などを考慮し、自社にとって最適なツールを選びましょう。
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