「LPO(ランディングページ最適化)にはどのくらいの費用がかかるんだろう?」と気になっていませんか?
「LPOには高額な費用がかかる」と思われがちですが、実際には低コストで始められる方法もあります。
今回は、LPOの費用相場と低コストでも可能なおすすめLPO施策を紹介。
費用を抑えつつ、効果的なLPOを実施したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
LPO(ランディングページ最適化)とは?LPOが重要な理由
LPO(ランディングページ最適化)は、ターゲットユーザーに合わせてLPを最適化し、コンバージョン率(CVR)を向上させることを目的としたWeb施策です。
LP運用では、商品購入・問い合わせ・資料請求などのコンバージョン率がWebサイトの収益に直結します。
どんなに良いLPを作っても、LPを訪れたユーザーがコンバージョンを達成してくれなければ収益になりません。
そのため、公開後も定期的にLPOを行い、問題点の洗い出しと改善を繰り返すことが重要です。
LPOについては以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
LPOの費用相場
LPO(ランディングページ最適化)の費用相場は、どのような方法で実施するかによって異なります。
ここでは、
- LPOを自社で行う場合
- LPOツールを導入する場合
- LPO代行業者に依頼する場合
に分けて、LPOにかかる費用の相場を紹介します。
LPOを自社で行う場合の費用相場
LPOを自社で行う場合は、LPO担当者(Webマーケター、デザイナー、エンジニアなど)の人件費以外の費用はかかりません。
必要に応じでABテストツールやヒートマップツールなどのツールを導入する場合もありますが、LPO代行会社に依頼する場合と比べると、コストを安く抑えられます。
また、自社で行うことでLPOのノウハウを蓄積できるのもメリットです。
しかし、専門知識やスキルを持つ人材が不足している場合や、十分な時間を確保できない場合は、期待する成果が得られない可能性があります。
LPOツールを導入する場合の費用相場
LPOツールを導入する場合の費用相場は以下の通りです。
- 初期費用:10~20万円
- 月額:2万~5万円
LPOツールの金額は、搭載されている機能や契約プランによって大きく異なります。
初期費用が無料のツールや、無料プランを提供しているツールもあるので、自社の目的に合わせて選びましょう。
必要な機能が備わっているか、サポート体制が充実しているか、使いやすいインターフェースであるかなどを考慮することも重要です。
LPO代行業者に依頼する場合の費用相場
LPO代行業者に依頼する場合の費用相場は以下の通りです。
- 単発で依頼する場合:20万円~50万円前後
- 継続して依頼する場合:月額10万円~30万円前後
- LP制作とセットで依頼する場合:50万円~100万円前後
LPO代行業者によっては成果報酬型を採用していることもあり、その場合はコンバージョン数や売上額に応じて費用が発生します。
また、サービス内容によって費用が変動するため、LPO代行を依頼する際には必ず複数の業者から見積もりを取り、提案内容・実績・サポート体制などを比較検討しましょう。
低コストでも可能!費用別おすすめLPO施策
ここまでで解説したように、LPO(ランディングページ最適化)を実施するためにはそれなりのコストがかかります。
しかし「LPOにそこまでのコストはかけられない…」という方もいらっしゃるでしょう。
そこでここからは、低コストでも可能なおすすめのLPO施策を費用別に紹介します。
無料で出来る施策やツールも紹介するので、低コストでLPOを実施したいという方はぜひ参考にしてください。
【予算0円】無料ツールを活用したLPO施策
「有料ツールはたしかに便利だけど、コストがかかるのが気になる…」という方におすすめなのが、無料ツールを活用したLPO施策です。
無料で使えるLPOツールには、主に以下のようなものがあります。
無料ツールの名前 | ツールの種類 | できること |
---|---|---|
GoogleAnalytics | アクセス解析ツール | ・ユーザー属性、流入経路、ページビュー数、コンバージョン数などのデータの確認 |
Google Search Console | 分析ツール | ・インプレッション数、クリック数、検索順位、検索トラフィックの分析 ・コンテンツのインデックス登録 ・Webサイトのエラー検出 ・モバイルユーザビリティの確認、改善 など |
PageSpeedInsights | 分析ツール | ・ページの表示速度の測定、評価 ・表示速度を上げるための改善点の確認 |
これらのツールを活用することで、LPへのアクセス状況や表示速度、検索エンジンからの評価などを把握でき、改善点の洗い出しが可能になります。
また、
- ファーストビューの改善
- CTA(行動喚起)ボタンのデザインの最適化
- 心理トリガーを活用したライティング
など、LPOツールを使用しなくてもできる施策を実施するのも効果的です。
ファーストビューの改善方法やCTAボタンの最適化については、以下の記事で解説しています。
【5万円~10万円】低コストで実践できるLPO施策
5万円~10万円の予算があれば、有料ツールの導入やクラウドソーシングを活用するなどの方法で、さらにLPOの効果を高めることが可能です。
低コストで利用できる有料ツールには「Ptengine」などのヒートマップツールや「ウェブアンテナ」を始めとするアクセス解析ツールなどがあります。
また、クラウドソーシングを活用し、フリーランスに部分的な改善(コピーライティングやCTA改善など)を依頼するのも1つの手段です。
フリーランスに依頼することで、LPO代行業者に依頼するよりも低価格でLPOを実施できます。
【10万~30万円】本格的なLPO施策が可能に
10~30万円ほどの予算があれば、実績豊富なLPO代行業者への依頼や、高機能な有料ツールの導入が可能です。
10万円以下の低コストで実施するよりも、より本格的なLPOに取り組むことができるようになります。
またこの価格帯からは、成果報酬型の料金体系を採用しているLPO代行業者への依頼も可能。
成果報酬型ではコンバージョン率が向上した場合にのみ費用が発生するため、月額制よりも費用対効果が高くなります。
これらの施策を組み合わせれば、LPOの効果を最大化し、コンバージョン率の大幅な向上を目指すことができるでしょう。
LPOを成功させるために意識すべきポイント3つ
LPO(ランディングページ最適化)を成功させるためには、以下のポイントを意識することが大切です。
- 目標を明確にし、現状を正確に分析する
- 仮説に基づいたABテストを行う
- 継続的にPDCAサイクルを回す
ここからは、上記の3つのポイントについて詳しく解説します。
①目標を明確にし、現状を正確に分析する
LPOを実施する上で欠かせないのが、目標を明確にし、現状を正確に分析することです。
目標設定では、LPOを実施して何を達成したいのかを具体的に定める必要があります。
例えば
- コンバージョン率を〇〇%向上させる
- 顧客獲得単価を〇〇円削減する
などの数値目標を設定することで、LPOの成果を測定しやすくなるでしょう。
現状分析では、LPのアクセス状況やユーザーの行動を詳細に分析します。
- アクセス解析ツールを活用したデータ収集(ページビュー、滞在時間、離脱率、コンバージョン率など)
- ヒートマップツールを活用したユーザー行動の分析
などを行い、現状のLPの課題を把握しておきましょう。
目標設定と現状分析をしっかりと行うことで、効果的なLPO戦略を立てることができます。
②仮説に基づいたA/Bテストを行う
A/Bテストとは、LPの要素(キャッチコピー、CTAボタン、画像など)を複数パターン用意し、どちらがより高いコンバージョン率を達成できるかを検証するテストのこと。
このテストを行う際には、必ず仮説を立てることと、十分なサンプルを確保することが重要です。
「CTAボタンの色を赤色から青色に変えると、クリック率が向上する」というような仮説を立て、十分なサンプル数でA/Bテストを実施することで、統計的な有意差がある(偶然による誤差ではない)ことを確認できます。
③継続的にPDCAサイクルを回す
LPOは、一度実施して終わりではありません。
コンバージョン率を向上させるためには、PDCAサイクルを継続的に回し、LPの改善を続けることが重要です。
PDCAの回し方
■Plan(計画)
目標設定と現状分析に基づいて、改善計画を立てる
■Do(実行)
計画に基づいて、LPの改善を実施する
■Check(評価)
改善の効果を測定し、結果を評価する
■Action(改善)
評価結果に基づいて改善策を見直し、次の計画に反映する
PDCAサイクルを回す際には、データを重視すること、客観的な視点を持つことも忘れないようにしましょう。
また、可能であればLPOの担当者だけでなく、関係者全員が協力してPDCAサイクルを回すことが望ましいです。
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まとめ
ポイントまとめ
・自社でLPOを行う場合は人件費のみ、ツールを導入する場合は2万円~20万円の費用がかかる
・LPO代行業者に依頼する場合、内容によっては100万円前後の費用がかかることも
・無料ツールや低コストのツール、クラウドソーシングを活用することで費用が抑えられる
LPO(ランディングページ最適化)にはコストがかかるイメージがありますが、必ずしも高額な費用をかけなければならないわけではありません。
まずは無料・低コストの方法から始め、徐々に最適化を進めていくのが成功への近道です。
目的達成のために何が必要なのかをよく見極め、費用対効果の高いLPOを実践していきましょう。
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