不動産会社がホームページをリニューアルする目的の多くは、
「使い勝手の悪さを改善したい」
「問い合わせ数を増やしたい」
といった課題解決にあるのではないでしょうか。
しかし、やみくもにホームページをリニューアルしても、ユーザーにとっての使いやすさにはつながりません。
そこで本記事では、不動産会社がホームページリニューアルで押さえるべき11のポイントをわかりやすく解説します。
この記事を参考に、自社のホームページをさらに良いものにしましょう。
不動産会社がホームページをリニューアルする際の11のポイント
実際に不動産会社がホームページをリニューアルする際に「具体的にどうすればいいのか」という疑問が出てくるのは当然のことです。
ここからは、ユーザーにとって使いやすいだけではなく、集客や問い合わせ数増加、成約率向上につながる重要な11のポイントをわかりやすく解説します。
自社のホームページをリニューアルする際は、各重要ポイントを盛り込み、新規顧客を獲得できる可能性を広げましょう。
ポイント①ターゲットの明確化
不動産会社のホームページリニューアルにおいて、最初に取り組むべきは「どんなユーザーのためのサイトなのか」を明確にすることです。
不動産業界は「賃貸」「売買」「投資」「管理」など取り扱い分野が幅広く、サイトに訪れるユーザーの目的もさまざまです。
そのため、ターゲットを曖昧にしたままリニューアルを行うと、競合他社に埋もれる「誰にも響かないサイト」になってしまいます。
以下のようにターゲットの特徴や訴求ポイントを整理し、ニーズを再確認しておきましょう。
| ターゲット層 | 主な訴求ポイント・提供情報 |
|---|---|
| 学生向け | 学校周辺の物件情報学割が適用される物件・特典周辺の生活情報(スーパー・飲食店・交通アクセスなど) |
| ファミリー向け | 学区情報地域の治安状況子育て支援制度や保育園・公園などの子育て環境 |
| シニア向け | バリアフリー対応物件近隣の医療施設や介護サービス生活利便施設の情報 |
| 投資家・法人向け | 想定利回り・実質利回り賃貸需要や空室率過去の運用実績管理体制・管理委託の有無 |
ポイント②キーワードの明確化
自社の個性を示すには、独自の強みを表す「キーワード」を明確に設定することが効果的です。
例えば、以下のように自社の姿勢や得意分野を言葉にしてみましょう。
- 地域密着型
- 投資物件専門
- 高級物件に特化
- ファミリー向け分譲マンションが得意
「どんなユーザーに使ってほしいサイトなのか」をはっきりさせることで、集客効率が大きく変わります。
ターゲット層を決めるのと重なる部分もありますが、より具体的なユーザー像を想定してキーワードを設定することが重要です。
ポイント③ターゲットに応じたビジュアル設計
自社の主要なターゲット層に合わせてビジュアルを再定義することも重要です。
投資家・法人向けなら専門性を感じるデザイン、ファミリー層向けなら温かみのある安心感を与えるデザインなど、自社のターゲット層に刺さるポイントを意識します。
また、それとは別にコーポレートカラー・ロゴとの統一感を出すのもポイントです。
ブランド力を高めるためにも、配色・フォント・アイコンのスタイルは統一しましょう。
色のトーンが統一されたサイトは、ユーザーに強い印象を残し、信頼感を高めます。
| ターゲット | ビジュアル設計の方向性 | 具体的なデザイン例 |
|---|---|---|
| 投資家・法人 | 専門性・信頼性・合理性 | 白・黒・ネイビーを基調とした配色数値や実績を強調したレイアウトシンプルで直線的なデザイングラフや表を多用 |
| ファミリー層 | 安心感・温かみ・親しみやすさ | ベージュやグリーンなど柔らかい色合い家族写真や生活シーンの写真丸みのあるフォント・アイコン余白を活かした見やすい構成 |
| 学生・単身者 | 手軽さ・分かりやすさ・スピード感 | 明るくポップな配色賃料や初期費用を目立たせるスマホ操作前提のUIシンプルな検索導線 |
| シニア層 | 見やすさ・安心・信頼 | コントラストの高い配色大きめの文字サイズ情報量を絞った構成医療・生活施設の写真を多用 |
| 高級物件検討層 | 上質感・非日常・特別感 | モノトーンやダークカラー中心高解像度の写真・動画余白を大胆に使ったレイアウト最小限の文字情報 |
ポイント④直感的な操作感(ユーザビリティ)
特にアクセスの多い「トップページ」「物件検索ページ」は、適切な余白設計や見やすいレイアウトが不可欠です。
ユーザーが迷わず行動できる直感的な操作性、すなわちユーザビリティは、ホームページからの途中離脱を防ぐための重要な要素です。
ごちゃごちゃしてわかりづらいレイアウトは、ユーザーに心理的なストレスを与える原因になるため避けましょう。
ポイント⑤問い合わせを増やす仕組み作り
ホームページのレイアウトだけでなく、問い合わせボタンの場所やフォームの入力しやすさでも、反響数が変わることがあります。
気軽に問い合わせられる仕組みは、問い合わせ数の増加につながります。
以下を参考に、問い合わせを増やす仕組みを取り入れてみてください。
- ページ上部・下部など目に入りやすい位置へボタン設置
- 入力項目は最低限に
- スマートフォンでも快適に入力できるフォーム
- チャット・LINE・SNS・DMなど多様な連絡手段を用意
ポイント⑥SEO対策の実施
SEO(検索エンジン最適化)は、検索結果で自社サイトを上位に表示させるための取り組みです。
SEOは広告のような短期的な集客とは異なり、中長期的に安定した集客をもたらす「企業の資産」となります。
具体的には、以下のような施策を統合的に行うことが重要です。
- 正しいHTML構造・内部リンク設計
- 物件情報やブログ記事の継続更新
- スマートフォン最適化(レスポンシブ対応)
- SSL化(https)
- CMSや更新システムの使いやすさ
- 問い合わせ導線の最適化
- SNSとの連携
特に、賃貸・売買物件を探すユーザーが、間取り・駅徒歩・周辺環境などの情報をすぐ見つけられる構成に仕上げることが重要です。
ポイント⑦信頼を与えるコンテンツの掲載
不動産取引は非常に高額なため、ユーザーは「安心して相談できる会社か」を慎重に見極める傾向にあります。
そのため、不動産会社のホームページリニューアルでは、ユーザーからの信頼を獲得するためのコンテンツを盛り込むことが大切です。
「ここなら安心できる」と感じてもらえれば、来店率・成約率が向上します。
信頼を与えるコンテンツの具体例は以下の通りです。
- 得意分野(学生向け・女性専用・中古戸建など)
- 取扱物件の幅
- スタッフの顔写真・プロフィール
- オフィス写真・店舗の雰囲気
- アクセスや地図・駐車場の案内
ポイント⑧スマートフォン最適化の実施
不動産ホームページで物件検索を行うユーザーの多くはスマートフォンを利用しています。
パソコンで見た時のレイアウトとスマートフォンで見た時のレイアウトは異なるため、ユーザーに合わせてレイアウトの調整を行うことが大切です。
「スマートフォン最適化」を実施することで、スマートフォンユーザーでも使いやすいホームページを実現できます。
スマートフォン最適化の具体例は、以下の通りです。
- レイアウト崩れの防止
- 画像・テキストサイズの最適化
- 余白を活かした見やすい構成
- 複数の問い合わせ口(ホームページ/ポータル/LINE)の管理体制の整備
ポイント⑨使いやすい検索機能の実装
どれだけ物件情報が充実していても、検索操作が複雑だったり表示が遅かったりすると、ユーザーは目的の物件にたどり着く前にホームページから離れてしまいます。
特に近年はスマートフォンからの利用が主流となっており、直感的に条件を絞り込める検索や、ストレスなく閲覧できる表示速度が求められています。
そのため、ホームページリニューアルでは、ユーザー目線で「探しやすい」「わかりやすい」検索機能を充実させることが大切です。
- エリア・沿線・家賃・間取り・築年数などの主要条件から検索できるようにする
- 追加条件は必要なときだけ展開する
- 検索結果を高速表示する
- 画像を最適化し読み込み速度を上げる
などの工夫を行い、検索機能を使いやすくしましょう。
ポイント⑩物件詳細ページの強化
物件詳細ページまで閲覧しているということは、ユーザーが検討段階に入っている状態です。
ユーザーは物件詳細ページで「本当に自分に合った物件か」「安心して相談できる会社か」を判断するため、情報の質がもっとも重要といえます。
情報の質や見せ方次第では、成約率が大きく変わる可能性があるのです。
写真や間取り、設備情報だけでなく、周辺環境や生活イメージまで具体的に伝えることで、ユーザーの検討度は一気に高まります。
以下のポイントを参考に、物件詳細ページを強化しましょう。
- 統一されたアングルの写真
- 適切な明るさ・解像度
- 360度写真・VR内覧の活用
- 周辺環境の写真
- 視覚情報が充実した物件ページは、反響アップに直結します。
ポイント⑪エリア特性に応じた最適化
不動産市場は地域性が強いため、サイト設計にも地域特性を反映させる必要があります。
地域ニーズに合わせたサイト作りは、ユーザー満足度を高めます。
ただし、検索条件の優先ポイントは地域によって異なり、他社と同じ検索機能を使用していても自社には合わないことがあるため注意が必要です。
以下にエリア特性に応じた最適化のポイントをまとめましたので、参考にしてみてください。
| サイトの種類 | 重視すべき情報・コンテンツ | ユーザーへの訴求ポイント |
|---|---|---|
| 地方の不動産サイト | 駐車場情報 | 車移動が前提のため、駐車場の有無・台数・料金が重要 |
| 周辺施設(病院・商業施設) | 生活利便性を具体的にイメージしやすくなる | |
| 広い敷地や自然環境の写真 | 都市部との差別化・ゆとりある暮らしを訴求できる | |
| 都市部の不動産サイト | 駅距離・沿線情報 | 通勤・通学の利便性を重視するユーザーに直結 |
| 周辺の利便性 | 商業施設・飲食店・公共施設の充実度をアピール | |
| セキュリティ情報(オートロック等) | 防犯意識の高い単身者・ファミリー層に安心感を提供 |
まとめ
ポイントまとめ
・自社の強みを理解してターゲット層・キーワードを設定する
・デザインはわかりやすく直感的に使えるようにする
・SEO・信頼感・スマートフォン最適化などの技術面も気にする
・物件検索機能は使いやすさと求められる検索ポイントを意識して充実させる
・不動産はユーザーにとって高額な買い物であり、信頼性が求められる分野です。
そのため、不動産のホームページリニューアルでは、ユーザーから信頼されるように設計していく必要があります。
さらに、幅広いユーザーを対象にするのではなく、具体的なユーザー像を想定してリニューアルを実施することが重要です。
この記事を参考に、ユーザーに求められる不動産ホームページにリニューアルしましょう。














