SEOに強いwebページの作り方って?HTMLで使うべき8つの方法

株式会社カチカ
執筆者 株式会社カチカ

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SEO対策を効果的に行うためには、検索エンジンがウェブサイトの内容を正確に理解できるようにすることが重要です。

そのために欠かせないことが、HTMLの適切な使用です。

検索エンジンはHTMLコードを読み解くことで、ページのテーマや関連性のあるキーワードを判断し、検索結果に反映させます。

この記事では、SEO効果を最大限に引き出すために、HTMLで活用すべき8つの方法について詳しく解説します。

SEO対策にはHTMLの効果的な使用が必須

SEO対策で欠かせないこととして、HTMLの効果的な使用が挙げられます。

Googleをはじめとした検索エンジンは、WebサイトのHTMLを読み解いて検索結果に表示します。

読み解くことで、Webページにどんな情報が書かれているか、どのキーワードと関連が強いのか判断するのです。

そのため、SEO対策で狙ったキーワードの上位表示を目指すのなら、HTMLの適切な使用が欠かせません。

Webサイトの情報解析はクローラーが行う

クローラーとは、検索エンジンの一部です。

インターネット上のWebページを自動的に巡回し、情報を収集するプログラムのことを指します。

クローラーの動作は、大きく分けて3つに分かれています。

【クローラーの動き】

  1. Webページの収集:WebページのURLを収集し、ページを解析する
  2. リンクの辿り:ページ内の内部リンクや外部リンクを辿る
  3. 情報のインデックス化:収集したWebページの内容を解析し、検索エンジンに登録する

このようにクローラーが動くことで、Webサイトは検索エンジンに登録されます

クローラーに優しく、上手く情報を渡せるようにHTMLを設定することを心がけましょう。

SEO対策で使うべきHTMLの8つの方法

SEO対策で使うべきHTMLの方法は、8つあります。

・メタタグの最適化
・見出しタグ(h1~h6)の正しい使用
・URL構造の最適化
・alt属性を活用した画像の最適化
・内部リンクの設置
・構造化データの活用
・ページ読み込み速度の向上
・canonicalタグを使った重複コンテンツ対策

順番に解説します。

メタタグの最適化

メタタグとは、HTMLで構成されるWebサイトのメタデータを指定するために使われるものです。

Webサイトに表示されるわけではありませんが、索エンジンやSNSに必要なデータを引き渡す重要な役割を果たしています。

メタタグの最適化は、検索エンジンが適切に必要なデータを伝えるために必要不可欠です。

そのため、SEO対策でも非常に重要な役割を果たしています。

見出しタグ(h1~h6)の正しい使用

<h1>や<h2>といった見出しタグは、Webサイト内のコンテンツの構造を把握するのに役立てることが可能です。

使い方としては、<h1>タグでWebページの主題を、次に<h2>タグや<h3>タグを使用して、Webサイトを階層化させます。

階層化によって、検索エンジンにも人間にも分かりやすいWebページが出来上がるのです。

そのため、見出しタグの使用はSEO対策に必須だといえます。

URL構造の最適化

URL構造の最適化とは、URLを論理的で分かりやすい形式にすることを指します。

URLを見ただけで、どんなコンテンツがあるWebページか理解できるようになっているのが理想です。

例に出すと、以下のようになります。

最適なURL: https://example.com/products/smartphone-2025
・不適切なURL: https://example.com/products/abc123?item=5

上記にある最適なURLでは、スマートフォンに関するWebページだとすぐに分かります。

一方、不適切なURLだと、どんな情報を取り扱っているWebページなのかわかりません。

このように、URLにもキーワードを含めることで、検索エンジンも人間も、ページの内容を理解しやすくなります

また、URLの長さも重要です。

URLが長すぎると不便ですが、キーワードの意味が分からなくなってしまうような短縮URLは避けましょう。

alt属性を活用した画像の最適化

alt属性は、画像の内容をテキストで説明するためのHTML属性です。

画像を正しく最適化することで、検索エンジンに画像の情報を正確に伝えることができます。

alt属性のテキストは、画像を端的で明確に示した文章にしましょう

可能なら、自然なかたちでキーワードを入れ込むのもポイントです。

以下に、例を挙げます。

・最適なaltテキスト:<img src=”apple-pie.jpg” alt=”焼きたてのアップルパイがカットされている”>
不適切なaltテキスト:<img src=”apple-pie.jpg” alt=”美味しいパイ”>

また、装飾画像の場合はalt属性を空(alt=””)にしましょう。

読み上げソフトが無駄な情報を拾わないようにするためです。

内部リンクの設置

HTMLで適切に内部リンクを設置することで、ページ間の関連性が分かりやすくなります。

人間にとって分かりやすくなるだけではなく、検索エンジンのクローラにとってもWebサイト内の構造を理解しやすくなります

また、内部リンクで重要なWebページにリンクを集中させることにより、特定のページのSEO効果を強化することができます。

構造化データの活用

構造化データとは、検索エンジンが理解しやすいようにタグ付けしたHTMLデータのことです。

そのWebページがどんな情報を提供しているのか、検索エンジンにとって分かりやすく示すことができます。

例えると、飲食店のレビュー評価や価格、営業日など、検索結果にプラスアルファされた情報が入手できるようになります。

構造化データを作るには、構造化タグが必要です。

主な構造化タグとその役割は以下の通りです。

タグ役割
<header>ページなどの先頭部分を定義。ナビゲーションメニューやロゴ、タイトルなどに使用されます。
<footer>ページの下部を定義。著作権情報や連絡先、サイトマップなどに使用されます。
<nav>ナビゲーションリンクをまとめます。サイト内の他のページリンクにも使われます。
<article>コンテンツの塊を定義。記事やニュースなどに使われます。
<section>文章のセクション(章や部分)を定義。
<main>ページの主要コンテンツを定義。ページ全体の中で一番重要な内容が含まれます。

その他にも構造化タグは存在します。

構造化タグを使用することは、SEO対策として大変重要です。

ページ読み込み速度の向上

ページ読み込み速度の向上にもHTMLで工夫することができます。

以下に、ページ読み込み速度の向上に役立つHTMLタグや属性を挙げます。

タグ役割
<link rel=”preload”>特定のリソース(CSSやJavaScript、画像など)を優先的に読み込みます。ページ表示前に必要なリソースを事前に読み込めます。
<link rel=”prefetch”>次にユーザーが必要とする可能性が高いWebページやコンテンツを素早く表示します。
<link rel=”stylesheet” media=”print”>必要に応じてCSSの読み込みを遅らせます。例にあげると、ページ表示時に印刷用CSSは不要です。
<img loading=”lazy”>画像の読み込みを遅延させるHTML属性です。画面に表示される前に画像が読み込まれるのを防ぎます。

これらはHTMLのテクニックの一部です。

他にも、様々なHTMLのタグや属性を使うことで、Webページの読み込み速度を早くすることができます。

canonicalタグを使った重複コンテンツ対策

<link rel=”canonical”>タグは、重複コンテンツ問題の解決に大変役立つタグです。

同じ内容が異なるURLで表示される場合、検索エンジンはどのページを「オリジナル」として評価すべきか迷ってしまいます。

そのようなとき、canonicalタグを使用して正規のURLを指定することで、検索エンジンに優先すべきページを明示することができるのです。

使用方法は<head>セクションに追加するだけです。

このとき、canonicalタグではオリジナルのページURLを指定します。

【canonicalタグの使用例】

<head>
<link rel=”canonical” href=”https://www.example.com/original-page-url” />
</head>

このとき、オリジナルのページURLは、https://などを省かないフルパスで記述するようにしましょう。

まとめ

ポイントまとめ
SEO対策に有効なのは…

・メタタグの最適化
・見出しタグ(h1~h6)の正しい使用
・URL構造の最適化
・alt属性を活用した画像の最適化
・内部リンクの設置
・構造化データの活用
・ページ読み込み速度の向上
・canonicalタグを使った重複コンテンツ対策

以上、SEO対策として、HTMLで可能なテクニックをご紹介しました。

これらの対策は、いわゆるSEOの内部対策と呼ばれるものです。

HTMLコードは、Webページを作成するうえで重要な骨組みになりますので、設定する時点で、SEO対策はしておきましょう。

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