SEO対策の料金相場と費用対効果の高め方4つ!タイプ別・業界別に解説

株式会社カチカ
執筆者 株式会社カチカ

株式会社カチカは、web制作やデジタルマーケティングを得意とする会社です。webの事でお困りであればお気軽にご連絡ください。
webサービスサイト:https://it.cachica.co.jp/

「自社のサイトのSEO対策を始めたいけど、費用はどれくらいかかるの?」

と言った悩みを抱えた人は多いのではないでしょうか。

サイトのSEO対策を検討する際、誰でも気になるのが費用です。

SEO対策の費用は、依頼する業者やサービス内容、SEO対策をしたい業界によって大きく異なってきます。

この記事では、SEO対策にかかる費用の種類と業界別の料金相場、そして費用対効果を高めるためのポイントを解説します。

この記事を参考にして自社のサイトのSEO対策を検討してみましょう。

SEO対策にかかる費用とは?

SEO対策にかかる費用は、一般的には月額で数万円から数十万円の範囲になることが多いです。

具体的な費用はさまざまな要素によって変動します。

そのため、まずは自社の目的を明確にして、どの施策が必要かを検討することが重要です。

また、SEO対策は短期的な成果を求めるものではなく、長期的な視点での投資と考えることが必要なのでそのつもりで長期的な予算案を組むのも大事です。

SEO対策の費用は3種類+初期費用

SEO対策の費用は、大きく分けて以下の3つのタイプに分類できます。

  • 月額固定型
  • 成果報酬型
  • コンサルティング・スポット契約型

これらの費用以外にも初期費用が発生します。

初期費用とは、SEOを始める前の準備作業にかかる費用です。

主な初期準備の内容は以下のサービスとなります。

  • サイト分析(現状の検索順位や構造、技術的な問題点の洗い出し)
  • キーワード調査(集客につながる検索キーワードを選定)
  • 競合分析(ライバルサイトの強み・弱みを把握)
  • SEO戦略の立案(短期・中長期での改善計画の作成)

初期費用の相場としては10万円〜50万円程度が一般的です。

SEO対策の費用を計算するための基本的な式は以下の通りです。

総費用=初期費用+(月額費用×契約期間)+ 成果報酬

月額固定型

月額固定型は、毎月決まった金額を支払ってSEO対策を依頼する仕組みとなっています。

月額固定型はもっとも一般的な料金体系となっていて、多くの業者はこの形態です。

サイト規模によって相場が変動することが多く、自社の規模によってはかなりの費用が必要になることもあります。

メリットとしては継続的にサポートを受けられるのが強みです。

サポートを継続すると言うのはデメリットでもあり、成果が出るまでに時間がかかるため、すぐに結果を出したい、費用を抑えたいと言うサイトには向いていません。

メリット
  • 長期的に安定したSEO施策を実行できる
  • 継続的な改善(PDCAサイクル)が回せる
  • 専任担当者がつくケースが多く、サイト運用のサポート体制が整う
デメリット
  • 契約期間が長期になることが多く、費用の固定負担が発生する
  • 短期的に効果を確認したい場合には向かない
  • 必要のない施策も含まれる場合がある

【サイト規模別の相場表】

サイト規模料金相場主な施策内容
小規模サイト5万円〜15万円/月・キーワード選定
・基本的な内部対策(メタタグ、内部リンクなど)
・レポート作成
中規模サイト20万円〜50万円/月・コンテンツ企画
・制作
・テクニカルSEO(サイト構造最適化、表示速度改善など)
・競合分析
大規模サイト50万円〜/月 ・大量のコンテンツ制作
・大規模なサイト改修
・高度なデータ分析
・包括的なコンサルティング

成果報酬型

成果報酬型は、特定の条件をクリアしたら料金が発生すると言う仕組みになっています。

たとえば「特定のキーワードが検索結果で10位以内に入ったら」と言った目標を達成した場合に費用を支払うのです。

狙う順位が高くなるほど、日額単価も上がっていくのが一般的となっています。

メリットとしては、成果が出なければ費用が発生しないため、リスクが少ない点です。

デメリットとしては、成果が出た際の費用が高額になることがあることです。

また、検索順位は常に変動するため、一時的に上位表示されても下がってしまうことがあります。

そして、残念ながら一部の業者はキーワードの順位を上げるためにGoogleのガイドラインに違反するような施策を行うこともありえます。

相場:1キーワードあたり数千円〜数万円程度

メリット
  • 成果が出なければ費用が発生しないためリスクが低い
  • 初期費用が安い、もしくは無料の場合がある
  • 短期間で順位を上げたい企業に向いている
デメリット
  • 成果が出た場合の費用が割高になりやすい
  • 長期的なSEO戦略より「順位至上主義」になりがち
  • 不自然な外部リンク施策など、リスクの高い方法が使われる可能性もある

コンサルティング・スポット契約型

スポット型は、必要なときだけ業者に依頼すると言う仕組みになっています。

たとえば、初期診断や戦略づくり、特定の課題解決などをコンサルタントにお願いするような単発的なケースで利用されます。

メリットは、必要な時にサービスを受けられるため、無駄なコストをかけずに済む点です。

サイトを立ち上げたばかりのチェックや、専門家の目でサイトのSEO対策を確認してもらいたい時に向いています。

デメリットとしては、SEO対策は継続的な改善が大事な分野なので単発で依頼してもその後の対応が必要になることです。

場合によっては追加で費用がかかり、結果的に費用やコストが高くなる可能性もあります。

相場:初期診断や戦略立案で10万円〜30万円程度、テクニカルSEOの監査では20万円〜50万円程度

メリット
  • 必要な時にだけ依頼できるため、費用をコントロールしやすい
  • 単発で専門的な分析や改善提案を受けられる
  • 短期的な課題解決に有効(例:サイトリニューアル時のSEO設計)
デメリット
  • 長期的な改善には不向き
  • 継続的なサポートがないため、自社で施策を継続する体制が必要
  • 単発依頼のため、1回あたりのコストは高めになりやすい

業界別SEO対策費用相場

SEO対策の費用面は 「業界による競争度の違い」 と 「契約タイプによる費用の変動」 が大きなポイントとなります。

たとえば、不動産や法律のように検索需要が高く競争が激しい業界では、上位表示の難易度が高いため費用も高めに設定されます。

一方、限定的な業界や地域ビジネスは比較的安価で済むケースもあるのです。

自社のサイトがどのような業界に所属するのかも確認しましょう。

費用が高くなりやすい業界

不動産や法律、医療・美容、ECサイトと言った分野は、検索需要が非常に大きく、競合も多いためSEOの難易度が高い業界です。

例えば「新築マンション」「弁護士 東京」「美容整形」といったキーワードはクリック単価(CPC)も高く、検索上位を獲得するのに大きなコストと時間が必要になります。

ECサイトは商品数が膨大なため、内部施策やコンテンツ最適化の作業量が増えやすく、その分費用も高めになりがちです。

【SEO対策費用が高くなりやすい業界】

業界特徴
不動産・建築競合が非常に多く、高額キーワードが中心
法律(弁護士・司法書士など)クリック単価も高く、難易度トップクラス
医療・美容YMYL領域でE-E-A-Tが重要
ECサイト・通販商品数が多く、内部対策が必須

費用を比較的低く抑えられる業界

費用が高くなる業界がある一方、IT・SaaSや地域ビジネス、士業(税理士・社労士など)、中小企業のコーポレートサイトは、比較的SEO費用を抑えやすい傾向があります。

理由としては、ターゲットが限定的であったり、特定の地域に顧客が限定されているため競合数が少ないからです。

例えば「会計ソフト 導入事例」「○○市 美容院」などは全国規模の激戦ワードに比べて上位表示がしやすく、少ない投資でも成果を出せるケースがあります。

また、中小企業の認知目的で運用するコーポレートサイトは、集客特化のサイトほどSEO競争が激しくないために必要な費用も抑えることができます。

【SEO対策費用を比較的低く抑えられる業界】

業界特徴
IT・SaaSBtoB中心、専門性重視
地域ビジネス(飲食・美容院など)ローカルSEO中心、競合少なめ
士業(税理士・社労士など)地域+専門キーワードで対策
中小企業コーポレートサイト集客より認知目的が多い

費用対効果を高めるためのポイント4点

SEO対策の費用を支払う上で、ただ単に安い業者を選ぶのではなく、費用対効果を高めることが重要です。

費用が安いだけでは効果が期待できない場合もあります。

以下に挙げる4点を確認して、SEO対策の費用対効果を上げる業者に頼みましょう。

サービスの具体的な内容を確認する

SEO対策といっても、業者によって提供されるサービス内容は大きく異なります。

たとえば、同じレポートを提供してくれるサービスでも、どのようなデータをどれくらいの頻度で提供してくれるのか、などを具体的に提示してもらいましょう。

サポート体制では、担当者とコミュニケーションが取れるのか、質問への対応が丁寧かなど、数値化できない部分でのサービスも重要です。

また、施策の内容としてはコンテンツ制作・内部対策・被リンク獲得など、どのような方法で順位を上げていくのかを事前に把握しておくことが大事です。

これらの点を具体的に確認することで、自社の課題解決に本当に役立つサービスかどうかを見極めることができます。

契約前に実績と事例をチェックする

SEO対策で無駄な費用を防ぐには、契約前に必ず業者の実績と事例を確認しましょう。

理由は、過去に成果を出した事例があるかどうかで、信頼度や効果の期待値が大きく変わるからです。

チェックすべきポイントは以下の3つです。

  • 自社と同じ業界の実績があるか
  • 具体的な成果(順位・売上・CV率)が数字で示されているか
  • 最新の事例かどうか

事前に実績を確認することで、費用対効果の高い業者を選びやすくなります。

長期的な視点を持つ

SEO対策は広告のようにすぐ結果が出るものではなく、効果が出るまでに数か月〜1年程度かかるのが一般的です。

短期的に早く結果が出ることを求めすぎると「低品質リンク」や「過剰なキーワード詰め込み」など、SEO業者がペナルティのリスクがある悪質な手法に頼ってしまう可能性があります。

また、短期的な成果だけを求めてすぐ次の業者へと契約を変えるのは、せっかく長期的な視野を持って対策に取り組んでいた優良な業者と縁が切れ、結果的に時間と費用の無駄になることもあるので注意してください。

SEO対策の結果が出るまで、長期的に見守る気持ちでいましょう。

依頼内容を明確にする

SEO対策の費用対効果を高めるためには、「何をして欲しいのか」を具体的に示すことが重要です。

曖昧な依頼内容だと、業者は具体的な施策が行えず、期待していた成果が得られないことがあります。

また、追加作業や修正が増えるとコストも膨らみやすくなります。

「なんとなく集客を増やしたい」という曖昧な依頼ではなく、具体的な目標を事前に設定することで業者との認識のずれを防ぎ、より効果的な施策を提案してもらいやすくなります。

依頼前に以下の内容を整理しておくと、施策の精度と費用対効果が高まります。

  • 目的・目標:「集客を増やしたい」「資料請求を増やしたい」
  • 対象範囲:「既存サイトの内部対策」「ブログ記事の作成」「被リンク獲得」
  • 優先度:重要なページやキーワードを優先的に対策する
  • 期待する成果の目安:「検索順位◯位まで」「月間アクセス数◯件」

まとめ

ポイントまとめ
・SEO対策の費用は初期費用+3種類から選ぶのが基本
・サイト規模・業界によっても費用は変わる
・単純な費用を見るのではなく費用対効果を高めるようにする

SEO対策の費用は、一時的な費用を見るものではなく、自社サイトの長期的な成長を支えるための投資としての費用です。

料金相場を参考にしつつ、提供されるサービス内容、そして信頼できる業者であるかを確認して、最適な業者を選ぶことが重要です。

そして、自社サイトの費用対効果を引き出した、よりよいSEO対策をしていきましょう。

資料請求

資料請求

ホームページ制作、ECサイト構築、
コーディング代行
について、
資料請求いただけます。

お問い合わせ

お問い合わせ

Webサイト制作に関すること等、
お気軽にご相談ください。