コンバージョンボタンとは?CVRを上げる5つのポイントとDLPOの活用方法

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執筆者 株式会社カチカ

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WebサイトやLP(ランディングページ)の成果を左右する重要な要素のひとつが「コンバージョンボタン」です。

ユーザーの行動を促し、CVR(コンバージョン率)を向上させるためには、ボタンのデザインや配置、文言などを最適化することが不可欠。

この記事では、CVRを上げるための5つのポイントと、DLPO(ダイナミックランディングページ最適化)を活用した改善方法について詳しく解説します。

コンバージョンボタン(CVボタン)とは

コンバージョンボタン(CVボタン)は、資料請求や購入、問い合わせなど、ユーザーに特定の行動を促す重要な要素です。

単なるリンクではなく、UXと深く関わり、最適化することでCVR(コンバージョン率)の向上に直結します。

つまり、目立たない・分かりにくいボタンは機会損失を招くため、工夫が必要。

適切なデザインや配置によりクリック率が向上するため、CVボタンの最適化は、ウェブサイトの成果を最大化するためにも重要なことなのです。

コンバージョンボタン(CVボタン)の種類

コンバージョンボタンの種類や目的を、以下の表にまとめてみました。

目的CVボタンの例ポイント
資料請求「資料をダウンロード」
「詳細はこちら」
ユーザーが気軽に情報を得られるようにする
無料体験「無料体験を始める」
「まずは試してみる」
ハードルを低くし、体験を促す
購入「カートに入れる」
「購入する」
迷わず購入できるようシンプルな表現にする
お問い合わせ「お問い合わせはこちら」
「ご質問はこちら」
信頼感を与え、相談しやすい雰囲気を作る

複数のCVボタンを設置する場合は、優先順位を明確にし、最も重要なボタンがユーザーの目に留まりやすいようにデザインや配置を工夫することが重要です。

例えば、主要なCVボタンは目立つ色や大きさにし、サブのボタンは控えめなデザインにすることで、ユーザーの行動を適切に誘導できます。

また、ページの流れに沿った配置を意識し、ユーザーが自然とクリックしやすい導線を作ることで、コンバージョン率の向上につながります。

コンバージョンボタンを使ってCVRを高める5つのポイント

色の選択:視覚的な訴求力

CVボタンの色は、ウェブサイト全体のカラースキームと調和しつつ、十分なコントラストを確保することが重要です。

また、色にはそれぞれ心理的な効果があるため、コンバージョンを促す色(例:緑、青)を適切に選択することも効果的。

色ごとの心理効果を、以下の表にまとめてみました。

心理的効果使用時のポイント
安心感・信頼感を与える落ち着いた印象を与え、購買や登録ボタンに適する
誠実さ・プロフェッショナルな印象を与える信頼性を重視するサイトに適し、問い合わせボタンなどに有効
緊急性・行動を促す効果がある強い訴求力があるが、多用すると威圧感を与えるため注意が必要
黄色注意を引きつける目立つが、デザインによっては見づらくなる可能性がある
オレンジ親しみやすさ・活発な印象を与える温かみを持たせつつ、行動を促すボタンに適する

このように、色の持つ心理的な効果を理解し、ウェブサイトの目的やターゲット層に合わせて適切な色を選択することが重要。

また、A/Bテストを実施し、どの色が最もコンバージョン率が高いかを検証することも効果的です。

文字:マイクロコピーの重要性

CVボタンの文言(マイクロコピー)は、ユーザーにどのような行動を期待しているのかを明確に伝える必要があります。

例えば、「今すぐ申し込む」「無料で試す」など、具体的なアクションを促す文言を使用すると効果的です。

また、ベネフィットを強調することで、クリック率を高めることができます。

例えば、「30日間無料トライアル」よりも「30日間無料でお試しください!使いやすさを実感!」のように、ベネフィットを具体的に示すことで、ユーザーの興味を引きつけやすくなります。

また、「資料請求はこちら」よりも「限定資料を無料でダウンロード」のように、限定性や無料といった言葉を加えることで、ユーザーの行動を促すことが可能。

さらに、緊急性を煽る言葉(例:「今だけ」「期間限定」)や、権威性を示す言葉(例:「専門家推薦」「No.1」)などを活用することも有効です。

ただし、誇大広告や虚偽の表現は避け、ユーザーに誤解を与えないように注意しましょう。

A/Bテストを実施し、どの文言が最も効果的かを検証することが重要です。

サイズと形状:バランスと視認性

CVボタンのサイズは、ウェブサイト全体のバランスを考慮して決定する必要があります。

また、形状は、角丸、四角形、円形など様々なものがありますが、視認性が高く、クリックしやすい形状を選択することが重要です。

一般的に、CVボタンは他の要素よりも少し大きめにすると、ユーザーの目に留まりやすくなります。

しかし、大きすぎるとウェブサイト全体のデザインを損なう可能性があるため、注意が必要です。

形状に関しては、以下のような特徴があります。

  • 角丸のボタン⇒親しみやすい印象
  • 四角形のボタン⇒信頼感を与える
  • 円形のボタンは、目立ちやすく、注意を引きつけやすい

また、ボタンの形状だけでなく、影やグラデーションなどの装飾を加えることで、より視覚的に強調することが可能です。

ただし、過度な装飾はユーザーの集中力を妨げる可能性があるため、控えめにすることが推奨されます。

スマートフォンなどのモバイル端末で閲覧するユーザーのために、指でタップしやすいサイズにすることも重要です。

配置場所:ユーザーの視線誘導

CVボタンの配置場所は、ユーザーの視線の流れを考慮して決定する必要があります。

一般的には、コンテンツの最後や、重要な情報の近くに配置すると効果的です。

また、複数の場所にCVボタンを設置することで、コンバージョン率を高めることができます。

ウェブサイトを訪れたユーザーは、通常、左上から右下へと視線を移動させるため、CVボタンを左上や中央上部に配置すると、ユーザーの目に留まりやすくなるのです。

また、コンテンツを読み終えたユーザーは、次に何をすべきかを探しているため、コンテンツの最後にCVボタンを配置すると、コンバージョンに繋がりやすくなるでしょう。

重要な情報の近くにCVボタンを配置することも効果的です。

例えば、商品の詳細情報を掲載しているページの近くに「購入する」ボタンを配置したり、料金プランを説明しているページの近くに「申し込む」ボタンを配置したりすることで、ユーザーの行動を促すことができます。

複数の場所にCVボタンを設置する場合は、それぞれのボタンの目的を明確にし、ユーザーが迷わないように工夫することが重要です。

エフェクト:視覚的な強調

ホバーエフェクトやアニメーションなどをCVボタンに加えることで、視覚的な強調をすることができます。

ただし、過度な演出はユーザーの集中力を妨げる可能性があるため、控えめなエフェクトを使用することが推奨されます。

ホバーエフェクトとは、マウスカーソルをCVボタンの上に置いた際に、ボタンの色が変わったり、影がついたりする効果のことです。

これにより、ユーザーはボタンがクリック可能であることを認識しやすくなります。

アニメーションとは、CVボタンが動いたり、点滅したりする効果のこと。

これにより、ユーザーの注意を引きつけ、クリックを促すことができます。

ただし、アニメーションを多用すると、ウェブサイト全体の読み込み速度が遅くなる可能性があるため、注意が必要。

また、点滅するアニメーションは、ユーザーに不快感を与える可能性があるため、慎重に使用する必要があります。

CVボタンにエフェクトを加える際は、ウェブサイト全体のデザインとの調和を考慮し、ユーザーエクスペリエンスを損なわないように注意しましょう。

DLPOの活用方法

DLPOとは

DLPOは、CVボタンの最適化を支援するツールです。

A/Bテストの実施、効果測定、デザイン改善など、CVR向上に必要な機能を網羅しています。

DLPOは、Data-drivenLanding PageOptimizationの略で、データに基づいてランディングページを最適化することを意味します。

DLPOツールは、CVボタンだけでなく、ランディングページ全体の最適化を支援する機能も搭載している場合があります。

例えば、ヒートマップ分析、ユーザー行動分析、フォーム最適化など。

これらの機能を活用することで、ユーザーの行動をより深く理解し、コンバージョン率を向上させることができます。

DLPOツールは、専門知識がなくても簡単に利用できるものが多く、中小企業でも手軽に導入することができます。

DLPOツールを導入することで、CVR向上にかかる時間とコストを大幅に削減することができるため、現代のデジタルマーケティングにおいて、非常に重要なツールとなっています。

DLPOの機能とメリット

DLPOは、コピーやクリエイティブの自動提案、テスト結果の自動最適化、専門知識不要の簡単操作など、様々な機能を搭載しています。

これらの機能を活用することで、CVR向上を効率的に実現可能です。

機能内容メリット
コピー・クリエイティブの自動提案AIがユーザーの行動データに基づき、最適なコピーやクリエイティブを自動生成効果的な訴求内容を自動で作成し、手間を削減
テスト結果の自動最適化A/Bテストの結果を自動分析し、最も効果的なパターンを選択手動での分析が不要になり、常に最適なCVボタンを表示
専門知識不要の簡単操作直感的なインターフェースで、誰でも簡単に操作可能マーケティング担当者の負担を軽減
A/Bテストの効率化AIによる最適化でテストの実施時間と手間を大幅に削減効率的にCVR向上を実現

専門知識がなくても簡単に利用できるため、マーケティング担当者の負担を軽減することもできます。

まとめ

ポイントまとめ
・コンバージョンボタンとは、資料請求や購入、問い合わせなど、ユーザーに特定の行動を促す重要な要素。
・CVRを高めるポイントは、「色」「文字」「サイズ」「配置場所」「エフェクト」。
・複数の場所にコンバージョンボタンを設置する場合は、それぞれのボタンの目的を明確にし、ユーザーが迷わないように工夫することが重要。

コンバージョンボタンは、ウェブサイトのコンバージョン率を向上させるための重要な要素です。

デザイン、配置、効果測定を最適化することで、CVRを最大限に高めることができるので、A/Bテストを繰り返しながら、DLPOなどのツールを活用して、継続的に改善していきましょう。

この記事を参考に、ぜひ効果的なコンバージョンボタンを設定してみてください。

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