コーディング代行は、WEBサイトのコードを作成する作業、つまりコーディングを代行してくれるサービスです。
WEBサイトが大切なアピール手段のひとつとなっている現在、コーディングの知識・スキルがない企業にとって、コーディング代行は有益な手段となっています。
しかし、コーディング代行にもメリットとデメリットがあります。
この記事ではコーディング代行のメリットとデメリットを解説するだけではなく、コーディング代行を依頼する際に注意しておきたいポイントについても解説します。
目次
コーディング代行を依頼する前に知っておきたい基礎知識
コーディング代行とは、WEBサイトのデザインデータをもとにHTMLやCSSなどの言語を用いてWEBページを構築するサービスです。
コーディング代行サービスを提供する業者は数多く存在しています。
コーディング代行サービスは、一般的に言われているWEB制作業者よりも専門性が高いといえます。
WEBサイトのデザインが決まっていて、特定あるいは全てWEBサイトのコーディングを外注したい場合に、コーディング代行を依頼するといいでしょう。
コーディング代行業者とWEB制作業者は違う
混同されがちですが、コーディング代行業者とWEB制作業者は似て非なる存在です。
コーディング代行はコーディングに特化したサービスを提供していますが、WEB制作はWEBサイトのデザインからコーディングまで一貫して行います。
WEBサイトのデザインから決めてほしい場合は、WEB制作業者に依頼するか、自社で決めておきましょう。
コーディング代行のメリット
コーディング代行を利用するメリットは、おおまかに分けて3つ挙げることができます。
・高品質なコーディングを期待できる
・社内リソースの効率化
・コスト削減効果
順に詳しく説明します。
高品質なコーディングを期待できる
コーディング代行の最大のメリットといえば、高品質なコーディングが期待できるということ。
高品質なコーディングとは、WEBサイトの表示速度やSEO対策、そしてアクセスのしやすさを兼ね備えているものです。
これらの要素を兼ね備えたWEBサイトは、ユーザーに優しく、検索サイトにも評価されやすいでしょう。
社内リソースの効率化
社内リソースの効率化もメリットのひとつです。
自社でコーディングを行う際、担当者の人数やスキルによって品質が左右されがちです。
また、社内でコーディングを専門に行う人材が居ない場合も多く、そのような場合はWEBサイトのマーケティング戦略策定やコンテンツ制作を両立させなければいけないことがあります。
しかし、コーディング代行を依頼すれば、担当者をそれらの戦略立案などに専念させることができるでしょう。
コーディングは専門性が高い技術です。
精通している専門家に任せたほうが、よりユーザーに優しいWEBサイトを構築できます。
コスト削減効果
コーディング代行は外注費用がかかると思われがちですが、トータルな面でコストを削減できる場合があります。
自社だけでコーディングを行った場合、修正作業の多さや担当者のスキル不足などで予想外の時間・金銭コストが発生する可能性があります。
一方でコーディング代行を利用した場合、高品質なWEBサイトをある程度予想できるコストで制作することができます。
つまり、時間・人・金銭面のコストが削減できる可能性があるのです。
コーディング代行のデメリット
コーディング代行にはデメリットも存在します。
こちらも、おおまかに分けて3つに分類できます。
・業者よって品質がばらつく
・コミュニケーションは欠かせない
・WEBサイト変更の際、新たに料金が発生する
順に、詳しく説明します。
業者によって品質がばらつく
コーディング代行のデメリットのひとつとして、コーディング代行業者の技術力のバラつきがあることがあります。
コーディングは、技術力や知識・経験によって品質が大いに左右されます。
よって、コーディング代行業者を選ぶ際は、その業者の実績をよく見ておく必要があります。
これらの比較を、複数の業者で行うといいでしょう。
比較・検討、テストコーディングの実施の依頼などで、そのコーディング代行業者がどんな品質のWEBサイトを構築できるのか、確認することが大事です。
コミュニケーションは欠かせない
コーディング代行業者に委託した場合、社内でのコミュニケーションだけでなく、コーディング代行業者ともコミュニケーションを取る必要があります。
デザインの意図や容貌、進捗状況の確認や修正依頼など、コミュニケーションの方法をあらかじめ決めておきましょう。
コミュニケーション不足を防ぐために、設計書やサイトマップを担当者間でいつでも見れるような環境を作っておいたほうが安心です。
定期的なミーティングの実施や、コミュニケーションツールなどを利用することをおすすめします。
WEBサイト変更の際、新たに料金が発生する
制作したWEBサイトを変更する際は、新たに費用がかかります。
これは完成されたWEBサイトを変更するときだけではなく、前もって決めておいたWEBサイトの仕様を変更するときも該当します。
完成されたWEBサイトの変更の際は仕方ないですが、制作途中のWEBサイトの仕様変更はできるだけ避けたいものです。
コーディング代行業者に依頼する前に、WEBサイトの仕様はよく練っておきましょう。
コーディング代行の料金体系と費用相場
コーディング代行の料金体系は、主に以下のように分類されます。
・ページ単価制
・時間単価制
・プロジェクト一括制
順に説明します。
また、費用相場も参考にしてください。
ページ単価制
ページ単価制は、WEBページ1枚あたりで料金を決める方式です。
シンプルなWEBページや、ランディングページなどの制作に向いています。
1ページあたり数千円〜数万円程度が費用相場です。
時間単価制
時間単価制は、作業時間に応じて料金が計算される方式です。
複雑なWEBページや、動きのあるWEBサイトの制作などで設定されることが多いです。
費用は、1時間あたり数千円〜1万円程度かかります。
プロジェクト一括制
プロジェクト一括制は、大規模なWEBサイト制作、もしくはWEBサイトのリニューアルに適した方式です。
文字通り、コーディング代行をプロジェクト単位で行います。
費用は、プロジェクトひとつで数十万〜数百万円が相場です。
費用を抑えるためのポイント
コーディング代行の費用内訳は、以下のようになっています。
・コーディング費用(HTML、CSSなど)
・レスポンシブ対応費用
・SEO対策費用
・CMS構築費用
・テスト費用
・修正費用(もしあれば)
これらの費用は、依頼するコーディング代行業者によって変わってきます。
制作したいWEBサイトの仕様や、納期によっても変わるでしょう。
見積もりを依頼する際は、具体的な要件を伝えて、費用内訳を確認しておくことが重要です。
コーディング代行業者を選ぶ際に注意したいポイント
コーディング代行業者を選ぶ際に、注意したいポイントは以下の4つです。
・実績の確認
・料金体系と見積りの透明性
・コミュニケーション能力
・WordPressなどのCMSツールの対応ができるか
順に説明します。
実績の確認
実績の確認は、コーディング代行業者を選ぶときにもっとも重要なポイントです。
実績として挙げられているWEBサイトを確認することで、コーディング代行業者がどれくらいの技術力を持っているのか判断できます。
実績を確認する際は、過去に制作したWEBサイトをただ見るだけではなく、どれくらいの複雑さや規模のWEBサイトを制作できたのか、確認しておきましょう。
コーディング代行業者が得意とする業界も把握しておくと理想的。
なぜなら、得意とする業界が自社の業界とマッチしている場合、コーディング代行業者から提案をしてくれる可能性があるからです。
料金体系と見積りの透明性
料金体系と見積りの透明性も、コーディング代行業者を選ぶ際に見ておきたいところです。
料金体系と費用内訳を詳細に記載されている業者を選ぶようにしましょう。
見積もりが曖昧な場合や追加費用が発生する可能性がある場合は、事前にコンタクトを取って確認しておくことが大切です。
具体的には、納期や作業範囲、修正可能回数などの条件を確認しておきましょう。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力とサポート体制も確認しておきましょう。
コミュニケーション能力が高いコーディング代行業者は、顧客の要望や提案を的確にくみ取ってくれるため、進捗報告や問題発生時の対応も迅速です。
コーディング代行業者のコミュニケーション能力を図るためには、実際にコンタクトを取ってみることをおすすめします。
コンタクトを取る際に、専門的な話題や質問をするとなおいいですね。
コンタクトが遅い、もしくは専門的な話題を理解していないような業者は避けるようにしてください。
WordPressなどのCMSツールの対応ができるか
WordPressなどのCMSツールの対応ができるかも大きな要素です。
コーディング代行業者のなかには、コーディングはできるがWordpressは扱えない業者や、少しだけWordpressはできるが、カスタマイズまではできない業者も存在します。
運営のしやすさやコンテンツの制作しやすさを考えると、WordpressなどのCMSツールを組み込んでくれる業者のほうが良い関係は築きやすいでしょう。
WEBサイトの管理は自社で行い、何かあれば依頼したコーディング代行業者に連絡する、といった関係が構築できれば理想的です。
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まとめ
ポイントまとめ
【メリット】
・高品質なコーディングを期待できる
・社内リソースの効率化
・コスト削減効果
【デメリット】
・業者よって品質がばらつく
・コミュニケーションは欠かせない
・WEBサイト変更の際、新たに料金が発生する
メリット・デメリットの両方をかんがみて、コーディング代行業者に依頼するか否かを考えてください。
もし依頼することが決定した場合、今回取り上げたことを考慮して、コーディング代行業者を選んでくださいね。