コンバージョントラッキングの設定方法・メリット・活用事例を解説!

株式会社カチカ
執筆者 株式会社カチカ

株式会社カチカは、web制作やデジタルマーケティングを得意とする会社です。webの事でお困りであればお気軽にご連絡ください。
webサービスサイト:https://it.cachica.co.jp/

「せっかく集客できても、その後どう成果につながっているのか分からない…」そんな悩みを抱えていませんか?

コンバージョントラッキングは、Webサイトやアプリの成果を最大化するために不可欠なツールです。

この記事ではコンバージョントラッキングの基本から、設定方法・導入メリット・そして具体的な活用事例までを解説します。

コンバージョントラッキングとは?

コンバージョントラッキングとは、ウェブサイトやアプリにおけるユーザーの行動を追跡し、ビジネス目標の達成度を測るためのプロセスのことです。

具体的には、「広告をクリックしたユーザーが商品購入・お問い合わせ・資料請求など、何らかの行動に至ったかどうかを記録すること」を指します。

ユーザーがウェブサイトにアクセスした際、CookieやJavaScriptなどの技術を使用して追跡されたデータはコンバージョンとして記録されます。

そして、その結果を分析ツールで確認すれば、どの広告やキャンペーンが効果的なのかを把握できるのです。

これによって企業はマーケティング活動の効果を客観的に評価し、さらなるマーケティング戦略の改善に活かすことができます。

コンバージョントラッキングを導入するメリット

広告の効果測定を行うことで、どの広告がコンバージョンに貢献しているかを明確に把握することが可能です。

コンバージョントラッキングを導入すると、下記に示すようなメリットがあります。

効果メリット
ROI(投資収益率)の最大化効果の高い広告に予算を集中させることで、より効率的な広告運用が可能になる
ターゲットオーディエンスの理解どのようなユーザーがコンバージョンしやすいかを分析して、より適切なターゲティング戦略を立てることができる
広告予算の最適化効果の低い広告を停止し、効果の高い広告に予算を割り当てることで、無駄な広告費を削減できる

特にGoogle広告やYahoo!広告などのプラットフォームにおいては、コンバージョントラッキングを活用することで、自動入札機能やリマーケティング機能の効果を最大限に引き出すことができます。

コンバージョントラッキングの種類と選び方

コンバージョントラッキングには様々な種類があるので、どれを使用すればいいか迷いますよね。

以下にまとめたように、ビジネスの目標やWebサイトの構造に合った適切な方法を選択することが重要です。

コンバージョントラッキングの種類活用法
eコマースサイト商品購入完了ページへのアクセスをコンバージョンとして設定したり、特定商品のクリック数をイベントとして計測できる
ページビュー特定のページへのアクセス数をカウントする方法で、Webサイトのトラフィックを把握するのに役立つ
イベントボタンのクリックや動画の再生など、特定のユーザー行動を追跡する方法で、ユーザーエンゲージメントを測るのに最適
フォーム送信お問い合わせフォームや資料請求フォームの送信完了を追跡する方法で、リード獲得の効果を測るのに役立つ
eコマース商品の購入完了を追跡する方法で、売上を測るのに適している

コンバージョントラッキングツールの選定

コンバージョントラッキングツールには、下記のようなものがあります。

ツール名特徴
GoogleAnalytics無料で利用できる高機能な分析ツールで、Webサイトのトラフィックやユーザー行動を詳細に分析できる
AdobeAnalytics有料の分析ツールで、高度な分析機能やカスタマイズ性を提供可能
Mixpanel有料の製品分析ツールで、ユーザーの製品利用状況を詳細に分析できる

ツールの選定ではビジネス規模やニーズに合わせて、価格や必要な機能・予算・サポート体制などを比較検討し、自社にとって最適なツールを選択しましょう。

コンバージョントラッキングの設定方法

①Google広告でのコンバージョントラッキング設定

Google広告でコンバージョントラッキングを設定するには、まずGoogle広告アカウントでコンバージョンアクションを作成します。

その際にタグの設置や管理を簡単にするため、Webサイトにコンバージョンタグを設置してGoogleタグマネージャーを利用します。

下記のように様々な場面の分析方法を詳細に設定することで、正確なコンバージョントラッキングが可能です。

  • コンバージョンアクションの作成:Webサイト・アプリ・電話など、コンバージョンの発生場所
  • コンバージョンの種類:購入・見込み顧客の獲得・ページの閲覧など、コンバージョンの目的
  • カテゴリ:コンバージョンの種類をさらに細かく分類し、値ではコンバージョンに価値を割り当てる
  • カウント方法:すべてのコンバージョンをカウントするか、一つのコンバージョンのみをカウントするかを選択

②Yahoo!広告でのコンバージョントラッキング設定

Yahoo!広告でコンバージョントラッキングを設定する手順も、Google広告とほぼ同様です。

Yahoo!広告の管理画面でコンバージョン測定を設定し、コンバージョンタグをWebサイトに設置しましょう。

その際にYahoo!タグマネージャーを利用することで、タグの設置や管理が簡単になります。

Yahoo!広告のコンバージョン測定でも、

  • コンバージョン測定の目的(カテゴリ)
  • コンバージョンの種類
  • コンバージョン期間
  • コンバージョン値

などが設定可能です。

これらの設定を適切に行えば、Yahoo!広告の効果を正確に測定して、広告戦略の改善に役立てることができます。

③Xピクセルでのコンバージョントラッキング設定

Xピクセルは、X(旧Twitter)広告のコンバージョントラッキングに利用されるツールです。

Webサイトに埋め込むことで、X広告からの流入によるコンバージョンを追跡できます。

Xピクセルを利用してコンバージョントラッキングを行う場合、XピクセルコードをWebサイトに埋め込む必要があります。

イベントタイプやパラメータを適切に設定することで、ページの閲覧・購入・リードの獲得・様々なコンバージョンイベント等のより詳細なデータ分析が可能です。

XピクセルはX広告の成果を最大化するための重要なツールなので、上手に活用しましょう。

コンバージョントラッキングを効果的に活用する方法

A/Bテストによるコンバージョン率向上

コンバージョントラッキングのデータを用いて、WebサイトのデザインやコンテンツのA/Bテストを実施すると、コンバージョン率を向上させることができます。

A/Bテストでは、Webサイトの異なるバージョン(ボタンの色や配置・キャッチコピーの変更など)をランダムにユーザーに表示します。

テストの結果から、それぞれのコンバージョン率を比較して最も効果的な組み合わせを見つけます。

A/Bテストによって得られたデータより、どのバージョンがより高いコンバージョン率を達成しているかを正確に判断することが、コンバージョン率の継続的な向上に繋がるのです。

リマーケティング広告の最適化

リマーケティング広告は、どのようなユーザーがコンバージョンしやすいかを把握し、過去にWebサイトを訪問したユーザーに対して再度広告を表示する手法です。

過去に商品を購入・閲覧したユーザーに関連商品を提案する広告を表示したり、特定の商品ページを閲覧したユーザーに対して、その商品の割引クーポンを表示する広告を配信することも可能です。

コンバージョントラッキングのデータを分析して、より効果的なリマーケティング広告を配信することで、コンバージョン率が大きく向上します。

コンバージョンデータに基づいたキーワード戦略

キーワード戦略はWebサイトへのトラフィックを増やし、コンバージョン率を向上させるために重要です。

コンバージョントラッキングのデータを用いて、コンバージョン率の高いキーワードを特定することで、SEO対策やリスティング広告のキーワード選定に活用できます。

キーワード戦略を用いると、ユーザーが検索した特定のキーワードのコンバージョン率が高い場合、

  • そのキーワードに関連するコンテンツを強化してSEO対策を行うことで、Webサイトへのトラフィックを増やし、コンバージョン率を向上させることができる
  • そのキーワードに焦点を当てたコンテンツを作成したり、リスティング広告の入札単価を上げたりすることが可能になる

コンバージョントラッキングのデータを活用して、どのキーワードがコンバージョンに貢献しているかを明確に把握すれば、より効果的なキーワード戦略を立てることができます。

コンバージョントラッキングに関する注意点

プライバシーポリシー

プライバシーポリシーとは、Webサイトやアプリで収集する個人情報と、その利用目的や第三者への提供などについて記述したものです。

コンバージョントラッキングを実施する際はトラッキングによって収集するデータと、その利用目的をプライバシーポリシーに明記し、ユーザーに周知する必要があります。

ユーザーの同意を得ずにトラッキングを行ったり、トラッキングデータの利用目的を明確に説明しなかった場合、法的な問題に発展するおそれがあるので十分注意しましょう。

コンバージョンデータの正確性の確認

コンバージョントラッキングのデータが正確であることを確認するために、定期的にデータの検証を行う必要があります。

データの不整合が見つかった場合は原因を特定して、コンバージョンタグの修正や設定の見直し、Webサイトの修正などを行わなければなりません。

正確なコンバージョンデータを取得することは、効果的なマーケティング戦略を立案するために必要不可欠です。

まとめ 

ポイントまとめ
・コンバージョントラッキングはWebサイトやアプリの成果を最大化するために不可欠なツールであり、得られたデータを分析して継続的に改善を行うことで、より高い成果を上げることができる

・コンバージョントラッキングは、広告の効果測定・ROIの最大化・ターゲットオーディエンスの理解・広告予算の最適化などの様々なメリットをもたらす

・主要プラットフォームでの設定方法を理解して、A/Bテスト・リマーケティング広告の最適化・キーワード戦略などに活用すれば、コンバージョン率を向上させることが可能になる

・プライバシーポリシー・コンバージョンデータの正確性の確認・適切なツールの選定などにも十分に注意すること

コンバージョントラッキングは、Webや広告の成果を見える化して、効果的に改善するための大切な仕組みです。

この記事で解説した設定方法やメリット・活用事例を元にコンバージョントラッキングを正しく活用し、データを上手に活かして集客アップを目指しましょう。

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