「新規でホームページを作りたいけれど、どこから手をつけたらいいの?」と悩んでいませんか?
この記事では、Web担当者・ディレクターになりたての方やホームページの作り方に悩んでいる方に向けて、ホームぺージ制作の発注時に注意したいポイントを解説します。
実際に弊社(株式会社カチカ)が「クライアント様との取引を進める上で大切にしている要素」をベースにしているため、新規サイト・リニューアルどちらのケースでも活用いただけます。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
ホームページ制作を始める前に考えるべきポイント
ホームページ制作を成功させるためには、最初の準備が欠かせません。
「なんとなく作りたい」という思いで作り始めると、期待通りの成果が出ないホームページになってしまいます。
そのような失敗を防ぐためにも
など、ホームページ制作のビジョンを明確にした上で制作会社との打ち合わせを行いましょう。
具体的には、次のポイントについて事前に検討しておくことをおすすめします。
①目的を明確にする
最初のステップは「ホームページ制作の目的」を明確にすることです。
例えば、以下のような目的が考えられます。
目的の例 | 詳細 |
---|---|
認知度向上 | 自社の新商品・サービスを広める |
問い合わせや販売数の増加・集客 | 問い合わせ件数やオンライン売り上げを増やす |
ブランディング | ブランドイメージの強化や信頼感の向上 |
情報提供 | 企業情報の紹介・ニュースリリース |
人材採用 | 優秀な人材の獲得 |
一口にホームページといっても、企業サイト(コーポレートサイト)・ECサイト・キャンペーンサイト・オウンドメディアなど、その種類はさまざま。
目的が明確であるほど、期待する成果に直結したホームページを制作しやすくなります。
②目標(ゴール)を設定する
具体的な目標設定も忘れずに行いましょう。
このとき、数値で目標を定めておくと効果測定がしやすくなります。
目標の例
・サービス開始後、3ヶ月でサイト訪問者数を〇〇%増加させる
・月間〇〇件の問い合わせを目指す
こうした目標を持つことで、発注先のホームページ制作会社も方向性を把握しやすくなり、デザインや機能、コンテンツ作成にも反映させやすくなります。
ターゲットユーザーの設定方法
次に、ターゲットとなるユーザーのイメージを具体化します。
これは、Webマーケティングにおける「ペルソナ設定」の工程です。
ターゲット設定を明確にすることで、ホームページのデザインがぼやけたり、内容がブレたりするのを防ぐことができます。
誰に向けてホームページを作りたいのかを考え、次の要素を整理してみましょう。
項目 | ペルソナの例 |
---|---|
年齢層と性別 | ・30〜40代の経営者 ・20代の学生 など |
職業・業界 | ・製造業に従事している技術者 ・新卒求職者 ・IT業界のマーケティング担当者 など |
居住地や関心 | ・関東圏の企業 ・環境に配慮した企業を好む人 など |
設定したターゲットに合うコンテンツやデザインを盛り込むためにも、ホームページ制作を始める前に上記の要素をよく検討し、制作会社に伝えることが大切です。
必要な機能とコンテンツ内容のリストアップ
ホームページ内で提供する機能やコンテンツ内容も、発注前に考えておくとよいでしょう。
以下は、ホームページに掲載する機能・内容の一例です。
項目 | 掲載内容の例 |
---|---|
会社概要 | ・会社名 ・所在地 ・設立年 ・事業内容 ・経営理念 ・代表挨拶 など |
製品・サービス情報 | ・特徴(他社との差別化要素) ・料金 ・導入事例 ・活用方法 など |
お問い合わせフォーム | ・入力項目の内容 ・使用用途(資料請求、見積もり依頼など) を明確にしておく |
口コミ・導入事例 | ・商品、サービスに対するお客様の声 ・企業への導入事例 など |
採用情報(採用活動を行う場合) | ・募集職種 ・仕事内容 ・勤務地 ・福利厚生 など |
「自社のホームページの目的・目標を達成するためにはどんな機能やコンテンツが必要か」を考えてみましょう。
デザイン・雰囲気の要望の整理
ホームページのデザインは、訪問ユーザーに企業のイメージを印象づける重要な要素です。
カラーやトーンの希望を事前に考え、Web制作会社に伝えることで、イメージ通りのデザインに仕上がりやすくなります。
などのデザイン・雰囲気の要望もあれば、合わせて伝えておくことが大切です。
理想のデザインに近い他社のサイトのURLを「参考サイト」として共有すると、打ち合わせがスムーズになります。
SEO対策用のキーワードの選定
SEO(検索エンジン最適化)とは、ホームページを検索結果の上位表に示させるための施策のことです。
これについては専門知識が必要な領域であり、基本的には制作会社が担当・サポートしてくれます。
可能であれば「どんなお客さんに、どんなキーワードで来てほしいのか」を事前に考えておくと、その後がスムーズです。
キーワードを指定することで、制作会社側もホームページに合った最適な設定をしやすくなります。
また、サイトの運営や改善に役立つGoogleアナリティクスなどのアクセス解析ツールの導入も検討してみましょう。
リニューアルでは既存サイトのデータを活用できることも!
ホームページをリニューアルする場合は、既存サイトにどのキーワードでアクセスがあるのかを把握することも有効です。
アクセス解析ツールを使って、予想外に流入が多いキーワードや狙っているキーワードとのズレを確認しましょう。
この分析をもとに改善したいキーワードを整理すると、リニューアル後の効果的なSEO対策につながります。
予算とスケジュールの見通しの立て方
ホームページ作りには、サーバー代・発注費用などの制作費用や、制作時間がかかります。
予算とスケジュールをしっかりと見通しておくことで、制作会社の見積もりや提案を現実的に捉えやすくなり、予想外のズレを防げます。
ポイントは、ただ予算を決めるのではなく、希望する機能やデザインの範囲も意識しておくことです。
予算の設定
まずは、ホームページ制作にかけられる費用(予算)を明確にしておきましょう。
ホームページ制作では、デザインやコーディング以外にもさまざまなコストがかかります。
項目 | 内容 |
---|---|
企画・設計費 | ・ターゲット設定 ・ワイヤーフレームの作成 ・コンテンツ戦略の検討 ・SEO設計(キーワード選定・サイトマップ作成) |
コンテンツ制作費 | ・ライティング ・写真撮影 ・図解作成 ・動画作成 |
ドメイン・サーバー代 | ・ドメイン取得費用 ・レンタルサーバー代 ・SSL化、高速化などのオプション費用 |
保守・運用費 | ・公開後の更新作業 ・セキュリティ対策 ・バックアップ ・サーバー監視 などの継続費用 |
広告・マーケティング費(オンライン広告を利用する場合) | ・Google広告費用 ・SNS広告費用 ・リスティング広告費用 |
予算が限られる場合は「最低限ここまではお願いしたい」「できればこの機能やデザインも入れたい」といった、費用に対する優先順位を考えておくとよいです。
ホームページ制作会社との打ち合わせ時に伝えることで、希望に沿った提案が受けやすくなります。
スケジュールの決定
制作スケジュールは、ホームページ公開の希望日やプロジェクトの開始時期を考慮して決定しましょう。
ホームページの内容にもよりますが、完成までには最低でも1ヶ月、長くて半年以上の期間がかかります。
それをふまえたうえで「〇月までに公開したい」など具体的な目標を設定しておくと、制作会社がスケジュールを組みやすくなります。
追加対応の見積もり
制作途中での修正や機能追加の費用についても、事前に相談しておくと安心です。
予算やスケジュールに対する柔軟な対応や追加の相談ができるよう、あらかじめ「ここまでの予算で、必要に応じて+〇万円の追加も検討可能」という形で考えておくとよいでしょう。
事前準備に役立つチェックシート
以下のチェックシートで、制作発注前に必要な情報を確認できます。
お気軽にダウンロードしてご活用ください。

また弊社カチカでは、こちらのチェックシートをもとに具体的なヒアリングのお時間をいただいています。
基本的にはZOOMにて行い、ご希望に応じてご訪問もさせていただきます。
お気軽にご相談ください。
ホームページ制作はカチカにお任せください!

ホームぺージ制作の外注を考えているなら、ぜひ株式会社カチカにお任せください。
弊社はホームページ制作のプロなので、技術的な面で御社のお役に立つことができます。
しかし、御社のビジネスや市場の動向を一番理解しているのは、まさに社内の皆さまです。
だからこそ、ホームページ制作の方向性や目的を最初に共有していただけると、さらに効果的なご提案が可能になります。
業界のプロである御社と、Web制作のプロである私たちカチカが手を取り合うことで、御社にとって価値あるホームページが生まれると信じています。
株式会社カチカは、わかりやすく親身に寄り添い、結果に結びつくホームページ制作をサポートいたします。

制作のご相談にも丁寧にお答えいたしますので、ぜひお気軽にご連絡ください。
理想のWebサイトに近づけるお手伝いができれば幸いです!
まとめ
ポイントまとめ
・ホームページ制作では最初の準備が肝心
・ホームページ制作の目的、ターゲットユーザー、機能、デザインなどの要望はきちんと伝える
・費用やスケジュール、追加対応の見積もりも確認しておくと安心
ホームページ制作でもっとも重要なのは、最初に明確な「制作目的」を定めることです。
最初に目的が固まっていれば、その後の制作会社との打ち合わせで細かく詰めていくことができます。
発注前にそれらの内容をよく検討し、理想のホームページ制作を実現してください。
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