SEOコンサルタントとは?その選び方と依頼するメリット・デメリット

株式会社カチカ
執筆者 株式会社カチカ

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自分のサイトの検索順位を上げて集客を増やしたいと考えているのであれば、「SEOコンサルタント」という言葉を聞いたことがある人もいるでしょう。

しかし、SEOコンサルタントのサービス内容を具体的に知らなかったと言う人もいるはずです。

この記事では以下3つを主に解説していきます。

  • どんな役割をしてくれるのか
  • 依頼するメリット・デメリットはどのようなものか
  • どうやって選べば失敗しないのか

また、「SEOコンサルタントとSEO業者」とはどう違うのか、と疑問に思っている人もいるかと思います。

その違いについても解説していきますので、SEOコンサルタントを選ぶ際の参考にしてみてください。。

SEOコンサルタントの役割とは?

SEOコンサルタントは、SEOの専門家です。

サイトの検索順位を上げ、検索からの集客を増やすための戦略立案と実行のサポートをします。

「SEOコンサルタント」と「SEO業者」はどちらもSEOの専門家ですが、立ち位置や提供するサービス内容に違いがあるのです。

SEOコンサルタントの業務内容は多くさまざまなサービスを提供しているのですが、主に以下の3つの役割に分けられます。

  • 戦略立案
  • 施策実行のサポート
  • 効果測定と改善
業種主な役割特徴
SEOコンサルタント戦略設計助言サイトの方向性を示す施策の優先順位や方針を提案
SEO業者実務代行施策実行コンテンツ作成や技術対応手を動かして実行する

では、SEOコンサルタントの3つの役割について詳しく説明していきましょう。

戦略立案

SEOコンサルタントの役割の1つはSEO対策についての効果的な戦略を立てて提案することです。

まずは依頼されたサイトの現状を分析します。

現状の検索順位やトラフィック(アクセス数)を調べ、競合サイトとの比較検討などを調査して、サイトの今の課題を見つけだします。

さらに、ターゲット層のユーザーがどのようなキーワードで検索しているのかを調べて、効果的なキーワード選定をするのです。

そして、サイトの課題とキーワード選定をしたうえで、ユーザーの必要としている質の高いコンテンツの企画・提案をします。

サポートサポート内容
現状分析サイトの詳細を分析検索順位・トラフィック・キーワード・競合サイトの調査課題点を見つけだす
キーワード戦略ユーザーの検索キーワードを調査効果的なキーワードの選定
コンテンツ戦略コンテンツの企画コンテンツの提案

施策実行のサポート

SEO施策については、主に検索エンジンに関してのサポートです。

まずはサイトの内部、サイトの構造・内部リンク・メタタグ・表示速度などの最適化を行います。

最適化することで検索エンジンが評価しやすくなるので、質の高いコンテンツが正当に評価されます。

さらにサイトの外部の施策も提案してくれるのです。

被リンク獲得方法・ソーシャルメディアの有効活用などが外部施策にあたり、これを行うことでSEOの評価が上がります。

さらに、検索エンジンが巡回できなくなってしまっているクロールエラーの解決や、モバイル端末での表示がしやすいモバイルフレンドリー対応などにも対応してくれるのです。

このようなテクニカルSEO=技術的な問題の改善についてもサポートしてくれます。

サポートサポート内容
内部施策サイト内部の最適化検索エンジンが評価しやすい状態にする
外部施策被リンクの獲得方法ソーシャルメディア活用外部からの評価を高める
テクニカルSEO技術的な問題を改善検索エンジンに適切に評価されるようサポート

効果測定と改善

さまざまなサポートをしただけで終わりというわけではありません。

SEOコンサルタントはサポートした施策の効果を定期的に測定して、詳細なレポートを作成してくれます。

そして、PDCAサイクルに従って改善案を提案してくれます。

PDCAサイクルとは、以下の4つを繰り返すことです。

  1. Plan(計画)
  2. Do(実行)
  3. Check(評価)
  4. ActまたはAction(改善)

この上記のP・D・C・Aを繰り返しループすることで、継続的に改善してSEO効果を高めていくのです。

サポートサポート内容
効果測定実施した施策の効果を定期的に測定レポートを作成する
PDCAサイクル分析結果をもとに改善策を提案継続的にSEO効果を高める

SEOコンサルタントに依頼するメリット

SEO対策は自社で独自に行うことも可能です。

ですが、コンサルタントに依頼することで以下のようなメリットがあります。

ここでは4つのメリットを挙げていきましょう。

専門知識とノウハウの活用

SEOは常に変化する分野です。

Googleのアルゴリズムは常に更新されるため、数年前のノウハウが今は使えないことも多いのです。

そんな時、SEOコンサルタントに依頼すると、専門家であるコンサルタントが持つ、最新のSEO知識やノウハウを活用することができます。

SEOコンサルタントは、さまざまな業種のサイトのサポートをした実績と経験を持っているので、その業界特有のSEO対策にも対応してくれます。

効率的な施策の実行

コンサルタントは、課題の特定から改善策の提案までしてくれるSEOのプロです。

専門家の視点で、効率的な提案をしてくれるので、結果的に短時間で成果をあげることができます。

これにより、時間とコストを節約できます。

例えば、課題の優先順位付けを行い、効果が大きくコストが少ない部分から改善の提案をしてくれるのです。

客観的な視点

社内の人間からは気づけない客観的な課題を発見して、改善点を提案してくれるのもコンサルタントの仕事です。

自社の担当者は自社サイトに見慣れていて、問題点に気づきにくくなることがあります。

また、感覚や思い込みではなくさまざまなデータにもとづく改善案を出してくれるので、さらに問題点がわかりやすくなります。

本業への集中

コンサルタントにSEO対策を任せることで、そちらに時間を割く必要がなくなります。

自社に専門のSEO対策スタッフを育成するより、本来の自社の業務に集中できるので、生産性が下がることがないのです。

コンサルタントを活用したほうが情報収集に追われるようなことがなく、短期的なコスト削減になります。

SEOコンサルタントに依頼するデメリット

SEOコンサルタントに依頼する際にはメリットだけではなくデメリットもあります。

大きなデメリットは以下の4つです。

なかにはコンサルタントに依頼する場合だけではなく、SEO対策する際にどうしても出てくるデメリットもあります。

SEO対策は単純なものではないので、だからこそコンサルタントが必要なのだと言うことも覚えておきましょう。

提案を実行するために社内のリソースが必要

SEOコンサルタントは戦略や改善案を提示するのが役割です。

なので、実際に手を動かすのは自社内でしなければなりません。

実際に自社ですることの例は、

  • 記事作成
  • 内部リンク調整
  • 技術的修正

などです。

これらをこなせるライターやエンジニアなどの実務担当者が自社にいない場合、外注費用が発生するケースもあります。

コンサルタントの提案を活かすために必要な人材や時間はほかに必要なので、小規模な会社は個人ブログを経営をしている人にとっては実行するのが難しいと言う事例が出てくるでしょう。

ただし、逆に見方を変えると下記のポイントから「短期的にはデメリットだが長期的にはメリット」と考えることもできます。

  • 社内にSEOのノウハウが蓄積されて外部依存を減らせる
  • 自社製品を知っている社員が担当するので商品や顧客への理解度が高い
  • 作業を社内で担当することですべて外注するよりコストを抑えられる
  • 体制が整うことによってスピード感のある対応が可能になる

知識を吸収できないと無駄になる

コンサルタントのアドバイスは専門的な知識になるので、理解するのがなかなか難しい場合があります。

せっかくのアドバイスを活かそうと学ぶ意識がないと、アドバイスを聞いてわかった気になって終わってしまうことになる危険性もあります。

コンサルタントの言うことを理解して行動に移すと言うところまで行かないと、残念ながら継続的な成果につながりません。

特に他部署との連携や、社内の上層部がSEOに理解がないと施策が進まないことになり、社内全体の意識が高い状態が必要です。

成果が不確実で時間もかかる

SEOはアルゴリズムや競合状況に左右されるため、わかりやすい成果が必ず出るとは限りません。

さらに、SEO対策は中長期的な取り組みが必要で、効果が見えるまで数か月〜半年以上かかることも珍しくありません。

そのため「いつ、どのくらい成果が出るのかわからない」「思ったような結果が出ない」ことがデメリットと言えます。

ですが、これはSEO対策をするうえでどうしても出てくるデメリットなので、コンサルタントを頼む時だけの問題ではありません。

失敗しないSEOコンサルタントの選び方

SEOコンサルタントは多く存在するだけあって、質もさまざまです。

以下の4つのポイントを参考に、信頼できるコンサルタントを選びましょう。

実績と事例をチェックする

まずはそのコンサルタントが、過去にどのようなサイトでSEO対策を行ったかの実績を確認することが大事です。

過去の具体的な事例や改善前後のデータ(検索順位やアクセス数の推移など)を見せて貰いましょう。

また、自社の業種やサイトの規模に近い実績があるかどうかも確認しておきましょう。

自社に近い事例があると比較検討しやすく、施策を行った際の効果が予想しやすいのです。

コミュニケーション能力を見る

SEOコンサルタントとのやり取りは依頼者と受注者が協力して進める必要があります。

そのため、コンサルタントの担当者が専門用語をわかりやすく説明してくれるか、こちらの質問に丁寧に答えてくれるか、などのコミュニケーション能力を確認しましょう。

お互いにコミュニケーションのキャッチボールができるような関係が築けるか、一方的な意見の押し付けにならないか、事前に話し合い相性を見ることも肝心です。

「確実な順位保証」を謳う業者に注意する

「必ず1位にします」

「契約後すぐに上位表示できます」

と言ったような、過度な成果を保証する業者には注意が必要です。

Googleのアルゴリズムは常に変動しており、順位を保証することは不可能です。

そのため、成果を保証するような業者の中は信用するのは避けましょう。

短期間で成果を出そうと、ペナルティの可能性がある不正なSEOを行うところもあります。

費用対効果を検討する

コンサルタントの費用が適切な金額かどうか、サービス内容と照らし合わせてみましょう。

安すぎる場合は提供されるサービスの質が低い可能性があり、高すぎる場合は費用対効果が見合わないことがあります。

複数の業者から見積もりをもらい、比較検討することをおすすめします。

まとめ

ポイントまとめ
・コンサルタントはSEOのサポートをしてくれる
・SEO以外のコア業務に集中できる
・自社に近い業種と規模で成功事例があるところを選ぶ

SEOコンサルタントは、自社サイトの順位を上げてアクセス数を伸ばすサポートをしてくれます。

上手く付き合えば自社の業績アップにつながることになります。

この記事を参考にして、自社に最適なコンサルタントを見つけ、効果的なSEO対策を進めていきましょう。

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